2008年12月03日

さあ逆転だ

我らがセ大阪が3位(入れ替え戦出場)仙台を
勝ち点差1で追っております。
つまり土曜日仙台が分け・負けてセレッソが勝てば逆転で入れ替え戦。
仙台が負けてセレッソが分けても得失点差で逆転、入れ替え戦。
共にホームにセレッソは愛媛をベガルタは草津を迎えます。
セレッソそしてザスパ、がんばれ〜〜〜。

まあ大分がナビスコ杯を獲ったわけですが、
あれJ加盟10年も経ってないクラブですよ。
それがカップ戦獲っちゃうんだから、
凄いですよねぇ。
あのシャムスカ監督って、実績は薄いですけど評価は高くて、
セレソン(ブラジル代表)の監督に、
という声すらある方だそうです。
でも本人は派手なビッグクラブで注目集めてやるのがイヤで、
ああいうチームを鍛えて強くするのがお好きな模様。
サッカーの世界はわずか数年でガラリと状況が変わっちゃうのが
なかなか面白くもあり切なくもある。
マルセロ・「エル・マタドール」・サラスが引退ですよ。
イヴァン・「ヘリコプター」・サモラーノとのサ・サコンビは
チリ代表の核弾頭として中南米をW杯を荒らし回ったものでした。
こないだユヴェントスにいたと思ったのですが
怪我でここ数年苦しめられ、
あのクラスの大物になりますと、
年俸高いんです。
んで、一つ下のレベルやリーグのクラブに行く、
出りゃ凄いけど満足に出られないのに年俸は高い、
残念だけど放出、
もいっこ下に行く、もっとコストパフォーマンスが悪化する、
放出……
と、転がり出すと数年であっという間に引退してしまいます。
当人も、何億貰ってた人が数百万とかであのハードな仕事
続ける気力沸きませんしねぇ。
だものでこないだマルク・オーフェルマルス、
90年代末の光速ウインガー、が
生まれ育った2部のチームに復帰したと聞いた時は
ちょっと顔がほころんだものです。
ああ引退と言えばモリシ。
もうね、セレッソにとっても日本代表にとっても大功労者ですからね。
覚えてますよ日韓W杯チュニジア戦もちろん場所は長居スタジアム。
ホーム・ド・ホームで決勝トーナメント進出を決定づける
一発。
こんな幸せなサッカー人生がございますか。
10番を着けてロシア戦途中出場した中山隊長と並んで、
あの世代、駆け上がっていったあの世代が、
いちばん幸せだったのかもしれませんな。
名波も引退ですしねぇ……
あのメッチャクッチャに強かったジュビロが残留争いとは……
モリシ、原因不明の首痛とのことで、
まずはそれを十分に治して、
またサッカーに関わって頂きたい。
少年に「サイン貰ってきて!」と言われて
チームメイト全員のサインを集めて回った逸話が人柄です。
こういうファンを大切にする人こそ、
今の日本サッカー界に必要だ!

なんの話をしようとしたんでしたっけ……
ああそう、
僕の思いますサッカーのいちば〜ん面白いところは、
攻撃と守備が一瞬、一点で切り替わる点です。
まラグビーでもアメフトでもバスケでもそうなんですけど、
それらと違って、
常時おたがいに攻撃であり守備である、
というのが面白い。
従って、
「攻撃は最大の防御なり」
とよく言いますが、
「防御は最大の攻撃なり」
ともまたこれサッカーでは言えるのです。
今は守備の方法論が発達してるので、
むしろ攻撃側がリスクを負い、自ら隙を作って、
攻め込む必要があります。
主導権はボールを持ってる側と思いがちですが、
いい守備ができてると、
瞬く間に追い込まれてキーパーにバックパス、
キーパーしょうがなくパントしてイーブンボール、
そんな光景がよく見られます。
あまり観客には好まれませんが、
カウンターという「リアクション」戦法が
立派な戦法として認められているのもその現れの一つ。
相手に攻めさせて、スペースを作らせて、
ボールを奪って、そのスペースへ放り込む。
鍛え抜かれたチームがこれをやりますと
それはもうアクションサッカー正攻法、
自分の意図を押しつける戦い方と同じほど強力で、
例えばヴァレンシアが強かった頃のカウンターは
まさに「殺人」という形容詞がピッタリの切れ味。
ついさっきまで味方ゴール前大ピンチだったのに
いつの間にかクラウディオ・ロペスが無人の荒野を疾走していたものでした。
2年連続でCL決勝まで行って、
Rマドリードとバイエルンにやられたんですよね。
お馴染みイタリア代表やアルゼンチン代表は言うに及ばず、
ドイツにしろブラジルにしろフランスにしろ
裏芸としてカウンターは標準装備しており、
状況が膠着すると使ってきます。
リアクションもまた、サッカーでは、アクションなのです。
カウンターアタックをオプションでも持たない
(持てない、のではなく)
のは強国ではオランダぐらいかなぁ。
だからオランダのサッカーはすがすがしいのですが、
今一歩いつも届かない。

攻め一辺倒で常に巧く行くほど人生は甘くなく、
守備もまた攻めだと認識を新たにして、
守った方がいい時は守ってカウンターを狙った方が、
いいですね。

まあ、セレッソは3点獲られてもいいから4点獲れの
いてまえサッカーが持ち味で、
サポもそれを愛してるのはそうなんですけれども……
ベガルタがまた堅守タイプでねぇ……
(セレッソ20勝6分15敗、ベガルタ17勝16分8敗)
毎シーズンドキドキできるチームを応援できて、
幸せです。
長居はそこいらのJ1チームより、平均観客動員が多かったはずです。

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2008年11月23日

'10W杯・アジア地区最終予選 カタール 0-3 日本


ああよかったよかった。かなりよかった。
というかカタール弱い?
特にGKがハズレてましたね。
日本の一番いいところが出て、
向こうの悪いところが出た感じの試合でした。
「鋭い出足でハードな守備から、
 前線で人とボールがよく動いて
 いつの間にか点を獲る」
そんな日本のゲームプランがビシッと決まりました。
正直、私も最近のバタつく戦い方に不安を覚えていたのですが、
これ見て、方向性はOKだねと。
気が早いですが、
これを毎回できればW杯行くのは問題ないわ。
本戦はまあまた後で考えよう。

まやっぱり中盤中心に日本のタレントは立派なもので、
ゲーム・チームへの忠誠心も高く、
アジアレベルでなら個人能力でチギられることも
あんまりなく、
とにかく「守備れる」というのが安定感に繋がってます。
ボール獲れるので攻撃のトライも心置きなくやれるし、
ポジションを替えたり、捨てて前へ行ったり、
特に長谷部・遠藤のダブルボランチが象徴的でしたが、
攻撃時には前6人にSBが加わって
全体でぎゃーっとやれており、
非常にオーソドックスにしっかり戦えてました。
当たり前のことを当たり前にやる。
それはここ数年できてなかったことなので、
できてよかったですよ。

やっぱサッカーは守備やねー。
点獲られへんかったら、
あるいはボールさえこっちにあれば、
負けへんもんねー。
全員参加のタイトなプレスでボールを奪う、
これが全ての基本ですわ。
ユーロ優勝のスペイン代表も、
華麗な攻撃に目を奪われがちですがまずそこでしたもんね。
アンカーのセナを中心として。
守備はボールホルダーに迫るだけではダメで、
そのボールが次どこに配球されるか、
その「先」をみんなで押さえていく必要があります。
だから、ヤバい時にサボる人が増えるほど
(もちろん四六時中走る必要はないですが)
なかなかリズムが作れません。
この試合の日本はかなり良かったですよ。

得点も達也のいい動き、
玉ちゃんのシュートの巧さ、
闘莉王の寺田の頭ごと撃ち抜く根性ヘッド、
と持ち味のいいところばかり出ましたね。

次は大一番・ホームでのオーストラリア戦ですよ。
これね、勝てると大きい。
勝ち点で逆転できることもあわせ、
気分盛り上がってきますな。
この試合と同時開催のバーレーン戦見てますと、
怪我人多くてかなりしんどそうです。
あのオージーになら、今日の戦い方ができれば勝てる。
勝ちましょう。
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2008年09月22日

98フランスから10南アフリカへの道のり

今は古いサッカーを観てまして。
98フランスと02日韓を3試合ずつ観たのですが、
この4年間になにがあったのかと思うほど進化してました。
日本代表。
意外なことに98フランスのチームもかなり頑張ってて、
あきらかに弱国なんですけど、
弱者らしいひたむきさと、
「できることをしっかりやる」という方向性は正しい方向性で、
ああ、岡田監督のチームだと。
結果はご存知の通り0-1、0-1、1-2だったわけですが、
3連敗とはいえ1点差だったあたり、
このチームの芯の強さが伺えます。
そして02のチームは強い。
緩急が良くついてるのと、
最後の最後で個の力が爆発するあたりは
(鈴木隆行のつま先シュートを覚えてますか)
今の代表より強いのではないか、と思いました。
もちろん、
現在の代表の運動量と連携力はこのチームと比べても
遥かに向上している、それは認めます。
しかしそればかりを追い求めることが
果たして「強さ」に直結するんだろうか、
そこにちょっと疑問を感じましました。
先日のウルグアイ戦、点が獲れたのは誰のパスですか、
といえば小野伸二なわけでしょう。
「こういう方向で行きたいからこうなんだ」
という教条よりもだいじなのは
現実を動かす力、なのではないかな、と思うんです。
そんなことは百も承知かもしれませんが、
なんとなくだけど日本のスポーツ界全体が、
いやスポーツに限らずメーカーの製品とか観ててもそうなんですが、
欲深くて、
「かくあるべし」みたいなものやことを、
追求しすぎちゃうか、と思います。
それが全く無いのも寂しい話ですが、
ありすぎるのもよくない方向へ向かう。
「日本のサッカー」
とかよく言いますけど、
そんなことはFIFAランクで10位以内、
W杯で1度ぐらいは勝ってから言うべきカッコイイ言葉で、
私らはまだまだ、
先人が踏んだ足跡を丁寧に分析して研究して、
歩むべきなのではないか、と思ったりします。
オシム爺ちゃんが
「日本はアジアで一番強い。自信持て」
とこないだ言ってましたが、
それはリップサービスではなくて、
たぶんそうなんです。
で、その「自信の無さ」は、
なんかその、追い求めなくてもいいものまで
追い求めている、
無人の荒野を駆けているが故のことなのではないかと。
でね、
それがなにかもうものすごい革命を引き起こすような方向なら、
それはそれでいいと思うんですよ?
アスレチックスの「マネーボール」のように、
安い選手でもチームコンセプトにフィットする選手集めて
オーソドックスなスター軍団を叩きのめす、とか。
しかし別段そこまでの野望はなくて、
「W杯出て、できればええとこまでいきたいなぁ」
てなところでしょう。
その程度だったら、理念からトップダウンするのではなく、
足元からボトムアップする方が、
特に日本人には合ってると思う。
いや、日本人には、というか、
人間には、そっちの方がいい、
と僕は思います。
一人一人のクオリティで見れば98フランスのチームなど
現在の代表と闘えば歯牙にもかけないと思うのですが、
しかし「がんばれ〜!」と応援したくなるのは
98のチームのような気がする。
それは、
こっちの方向なら「がんばれば」もっとすごいことができるかもしれない。
という希望と期待、それがあるから。
現在のチームは、だから、
がんばるがんばらないとは違うところで、
何か障害があったり、あるいは結果が出てしまうことがあったり、
するような気がします。
代表の試合の人気が落ちてしまっているのも、
そういう面があるのではないかしら。
選手個々で言えば俊輔も憲剛も長谷部もめちゃくちゃええ選手ですよ。
98フランスに入ったら不動の大黒柱です。
考え方はいろいろですが、
「がんばったらなんとかなる」
という方向に向かわせるのも、
言い方を換えれば
希望を持たせるのも、
集団のリーダーの資質の一つじゃないかなぁ、と思います。

簡単に言うと、
今は難しく考えすぎじゃないでしょうか。

99ワールドユースの高原はまぎれもなく頼れるエースストライカーであり、
やってることといえば
「これ決めてくれ〜〜〜!」
というシュートを、ちゃんと決めてくれてた。
ウルグアイ戦の先制点なんて、DFとGKの股を二つ抜いてた。
つまり「いってまえ」という決意の力がゴールを生んでおり、
FWのやることって、極端言えばそれだけでいいんだと思います。
前線からのチェイス&チェックなんてそれができてからの話じゃ。

でも、それが故に、
なにかのキッカケで一皮剥けると、
今の代表はとてつもなく強くなると思う。
まちがいなく個々の能力は上がってるし、
コンビネーションも多彩になってるし、
他国の能力向上分を差し引いても、
日本代表は相当強いチームだと思います。
あとはその、足りない何かを思い出すだけ。

古いビデオ観て、ちょっとガッカリ、ちょっと安心。
節目節目は録っとくもんだなぁ、
と思いましたよ。
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2008年08月23日

対ウルグアイ戦を観て

ソフトボール決勝見ましたかみなさん。
鉄腕・上野! すごすぎる。
相手の主砲が「ブストス」っていうのがまたできすぎ。
打率5割HR6本9打点、どこのドカベンですか。
完全にベンチ気分の宇津木さんの解説も最高でしたな。
「オッケーイ!!」
感極まる宇津木元監督、試合後放送席に向かって手を振る選手達。
ええ中継でしたなぁ……
やっぱさ、「実業団」ってぐらいが、
スポーツにはちょうどいいのかもしれませんよ。
なんていうか、さわやかで。
サッカー女子も残念でしたが、いいファイトでした〜。
W杯覇者ドイツ相手に、特に前半ははるかに
いいサッカーしてました。
ベスト4といいますと男子で言うなれば
オランダとかアルゼンチン、
フランスやポルトガルといった世界ですよ。
素晴らしい。
ソフトは次回競技から外れますが、
サッカーは次また期待大です!

さて。
その鉄腕が3位決定戦で300球投げるのを見つつ
サッカー日本代表、
ウルグアイとのテストマッチを観たのですが、
あれですね、難しい選択を迫られてますね。
シンジがね、久しぶりに出てね、
まあ連携取れてないのはしょうがないとして、
やっぱり運動量少なくて、
というかあの人は昔からそうなんですけど、
サボると決めた時のサボり方が極端なので
(サボれる時にちゃんとサボるのもサッカーでは大事な仕事です)
どうしても目に付くんですよね。
ほんの近くで相手が持ってて、
それを追えと見てる方は思うんだけど、
彼的には守備揃ってるし縦には入らないだろうからいいだろ、
みたいな捨て方をするんです。
ただ、今の日本代表は全員で追う、走るというのが
一つのテーゼになってますので、
そのチームで浮いてたのは確かです。
しかし、
しかしですね、
唯一の得点は彼のアシストなんですな。
(それを受けた憲剛のクロスが相手に当たってオウンゴール)
俊輔抜きという条件で、
憲剛が一人で全部、あそこからあれができたか、
というとこれ疑問なんです。
ここが難しい。
シンジ、あるいは彼的な古井戸選手(小笠原や稲本)を使うとするならば、
憲剛や長谷部(そして遠藤)に代表されるような、
走って走ってフットボールは、
ある程度考え直す必要がある。
逆に、そちら方向で行くんだ、と決めるならば、
小野伸二は必要ない。
今さら彼に走りまくれと言うのは酷ですし、
そのことによって彼がチームにもたらす
プレーの質が向上するとも思えない。
でね、
ウルグアイがありがたいことに
かなり本気・真面目にやってくれたので露呈したんですけど、
正直その「走ってサッカー」って、
ほんとに成立するんですかと。
3失点全部カウンター絡みでしょう。
ま今回はCBが崩壊してたのもありますけど、
カウンターはボランチとサイドバックが潰さなきゃ。
つまり、走って走って、って、
攻撃に人数掛ける必要があるので、
人が居なくなるんですね。
ジーコ時代はそりゃ閉塞感と手詰まり感に溢れてましたけど、
こんな「どうしようもない」って感じはしなかったことないです?
「簡単に負けるとは思えないけど、
 勝てる気配も薄いなぁ」
って感じじゃないかったですかね。
今このウルグアイに対してほんと
「どうしようもない」
って感じでしたよ。
それは退化じゃないかなぁ。
それも昨日今日じゃなくて、
この方向でもう2年やってるわけでしょう。
いい加減、決断して、
走る方で行くならシンジなんか呼んでる場合じゃないし、
gdgdでいいからとにかく勝つんだ、というんなら、
サイドバックやボランチ上げてる場合じゃなくて
シンジ的高性能パサーに一本狙わせてカウンターサッカーでしょうよ。
そりゃ別に恥でもなんでもなくて、
五輪見ててもアルゼンチンなんか
全部リケルメとメッシ経由ですよ。
懐かしい話ですがアトランタ五輪日本代表みたいな、
前線に城と前薗を置いて中田がつないで、
あと全部守ってるってな。
なんかまあとにかく、
バタバタバタバタ動いてるわりには、
有効なプレーができてない。
たぶん方向性としては、
ユーロのスペイン代表みたいなものを夢見ているんでしょうけど、
スペイン代表はまず一対一で全部勝てますし、
(無理して人手を掛ける必要がない・
 現実に両サイドバックのカプデビラとセルヒオ・ラモスは
 オーバーラップ控えめ)
前4人いやセントラルハーフ片方(シャビ)まで含めて5人が
誰もが得点能力が高く、かつ、
誰もが誰かにパスを出せるという鬼仕様、
あんなチーム作ろうと思ったって無理です。
そもそもスペインにしたところで、
本当に久しぶりに構築できたナイス・チームなんですから。

んー、なんか同じことの繰り返しになりますが、
言うまでもなくサッカーは
シュート撃ってゴールするスポーツでして、
ボールを敵陣奥深くに運ぶゲームでも、
その美しさを採点してもらう競技でもない。
なんかその、
「どう」やるか
にコダワリが非常に強すぎて、
肝心のやれたかやれてないか、
そこに対する反省と評価がちゃんとなされてない気がします。
結果にこだわりすぎるのもアレですが、
プロセスばかり評価してても物事は進まない。
奇しくも北京五輪代表でアメリカ戦後、本田圭が
「サッカーで勝って試合に負けた」
と言ったでしょう。
それ聞いて「はぁ!?」と思わず喚いた人は多いと思います。
誰もサッカーで勝ってくれなんて言うてない。
すくなくともその試合は。
そんな言葉が五輪本戦終了後に出てくる、
そのメンタリティからして、
ちょっと考え直さねばならないのでは。
(まあ負けん気が出させた言葉だと思いますけども)

ちょっとコラム見ると、
セルジオ越後さん(ブラジル系)は
「小野OK」な論調、
湯浅健二さん(トータルフットボール系)は
ガン無視。
あまりに予想通りで噴きました。
しかしシンジは、言うてもあのメンバーの中では、
最も修羅場をくぐってきた選手で、
「勝負のツボ」を知ってます。
W杯に3度出てWYで準優勝してUEFAカップを獲り
2部のチームを昇格させた男ですよ。
最後にモノを言うのは、
テクニックとか総走行距離とかじゃなくて、
そういうところなんじゃないかなぁ。

岡田監督や選手個々について問題があるわけではなく、
もう一度シンプルに、
「勝つんだ!」「おー!」
みたいなところに立ち戻ればいいだけのような、
気もするんですけどね。
ちょっと迷走してますね。
またその、
上野さんがどんなピンチでも
淡々と投げ続ける姿を見ながら見てしまったので、
余計にそう思ったのかも知れない。
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2008年06月30日

ユーロ2008F ドイツ 0-1 スペイン

いや、結局、一番いいサッカーやってたスペインが
優勝できてよかったです。
終わってみれば順当な。
決勝点、F・トーレスがついに男になりましたなー。
顔つきから違いましたよ今日は。
「速いッ!巧いッ!強いッ!
 これが!
 フェルナンド・トーレス〜〜〜〜ッ!」
解説岡田監督も唸っておいででしたが、
あれはその3つが揃ってないと撃てないシュートで、
まさに彼以外で撃てるのは他誰居るだろう……って感じでした。
お見事。
ってもまだ24で、つまり我々は新入社員みたいな
青年に過大な期待を抱き続けてたのか。
それだけ大器ってことですけども。
今日スペイン全員よかったですよ。
やっぱりセスク入りの4-1-4-1でスタートしたんですが
最初は固くて(ガチガチ的な意味で)
こりゃやっぱりドイツが出会い頭みたいな点を……
と思ってましたらシャビ>イニエスタのバルサラインで
惜しくも美しいチャンスを作り、そこからエンジン全開。
あとはドイツにサッカーをさせませんでした。
いや、やっぱり、お見事。
大会通じてチームのムードも最高でしたな。
得点決めた時にサブのメンバーが我が事のように喜ぶ。
これ素晴らしい。
表彰式でもサブの、出場わずかなメンバーも
胸を張ってにこやかで、
俺達はちゃんと為すべき事を為したと。
これ素晴らしい。
そしてセルヒオ・ラモスがなんか書いてるTシャツ着てるんですよ。
なんだまた「俺たちゃ強い」みたいなメッセージかな……
と思いきや、
今シーズン開始直後に若くして亡くなった
プエルタって選手の顔写真と背番号でね。
前のチームで下部組織の頃からの大親友だったそうで。
エエ話や……
アラゴネス爺ちゃん69歳も宙を舞う。
今回は意固地のようにしてラウルを呼ばなくてね。
リーガで好調だったから、これ難しいんですよね。
居たら居たで頼るんですよねやっぱりね。
そうするとスペインの売りである
「どこからでも攻撃」が薄れてしまう。
結果的には呼ばずに大正解だったわけですが、
これ、ここ、最後ひとつ、負けてても、
やっぱり言われたと思いますよラウルさえいればって。
それでも信念を貫くのはベテラン監督の味わいですな。
対するドイツですが、
むしろこのチームで決勝まで這い上がるところがスゴイ。
それは大変よくできました、なんですけども
バラックがねー。
口の悪いメディアに
「シルバーメダルコレクター」
などと言われますが、
なにかが足りないんですよ、なにかが。
説明できないんですけど、
カンピオーネになるにはなにかが足りない。
なんていうんだろう、「配分」かなあ?
足痛めてたみたいで、
特に後半はみるみる動けなくなったんですが、
じゃ後半から出るとか、さ。
06ドイツW杯でジダンがもうぜんぜん走れないんですけど、
トップ下でーんと構えて、周りが使われる形で
走力を提供してましたよね。
そんな感じとか。
やりようはいろいろあると思うんですが、
いや俺出ると。そして走りまくると。
んで最後走れない。
それでは、あかんと思うんです。
キツイ言い方ですけども、
勝つためにやってんだから、
それは勝つことと何の関係もない。
……と、人のことなら好き勝手言えるんですけどもね!
気持ちはわかるんですけどね。
一般化して言うと、
全部主語「俺」のプレーなのかもしれません。
それはハマるととても強いんですが、
環境が変わった時にアジャストできない。
そして「いつでも強い」のがチャンピオンである。
しかし次のW杯はケガがなければ
間違いなく出てくるでしょうから、
この雪辱をぜひぜひ。
人の進化を見るのは愉しいものです。

攻撃的なチームが多くて、
ロシアの機動サッカーやトルコのミラクルサッカーも愉しく
とても楽しめました。
4-2-3-1が流行ってますね。
ほとんど3バックのチームが無くなったのも印象的でした。
その4-2-3-1の本家本元お家芸と言っていいスペインが、
その4-2-3-1を採用するドイツに対して、
4-2-3-1潰しのスペシャル、4-1-4-1を使って
実際叩き潰したのがマニア的視点ではおもしろかったです。
中盤底と2人のCBで
相手の1トップとトップ下を囲むんです。
すると両サイドで起点作っても真ん中が使えない。
もちろんセンターハーフ2人のうち
どちらかが突っ込んでいけばいいんですけど、
実際ヒッツルスペルガーは結構頑張ってたとは思いますが、
国内リーグで生まれた時から4-2-3-1でやったりやられたりしてる
スペインに一日の長有り、という感じでした。
4-1-4-1はそんな感じで生半可なチームが使うと
前線で起点が作れずえらいディフェンシブになるものですが、
スペインは平気でオフェンシブに使いこなしてました。
その中盤の4が誰が誰を使っても
決定機を演出できシュートが撃てるというえげつなさで……
ま、いろんな意味でスペインの大会でしたわ。
ロシア戦が最も象徴的でしたが、
4-2-3-1でパスサッカーやるなら
スペインが最強なのはまず疑いがなく、
(ポルトガルはFWが穴)
同じ土俵に立つといいようにやられます。
次のW杯は他国がこれをどう突き崩すかが見物。
中盤すっ飛ばすロングボールもよし、
イングランド風のフラットライン4-4(-2)で受けてから速攻もよし、
ミラン風(イタリア風)クリスマスツリー(4-3-2-1)もありだと思いますよ。
今回も一番苦しめましたしね。

ひとつだけ難癖をつけるとするなら、
ボールかなあ。
06ドイツで使われたような
「ミドル撃ちゃ入る」
ってボールも若干どうかと思いますが、
このボールは浮き上がりすぎで、
直接FKからドキドキを奪い去りすぎており、
(結局あれだけ名手が揃って入ったのは
 バラックの1本だけ?じゃなかったかな)
これはこれですごくつまらん。
やっぱりセットプレーの静的な緊迫感は、
ずーっと「動」が続くサッカーの試合にとって
いいアクセントになると思いますので、
もうちょっと中庸なボールで次は。

しかしこれ1200円で見られたのは幸せだった。
WOWOWの中継とても聞きやすく観やすく、
今継続して観ようか検討中、
(8月末からリーガの新シーズンですよ!)
まんまと罠にハマってしまいました。
ちくしょう。

気が早いですが、
2010南アW杯も楽しみになってきましたよ!
もちろん我らが日本代表も
無事最終予選を勝ち抜いて出場するのです。
そしてこのスペイン代表を破る大金星を……
ね!岡田さん!
岡田さーーーーーーん!!
posted by ながたさん at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年06月27日

ユーロ2008SF ロシア 0-3 スペイン

結果的に見ればヒディンクの采配ミスかも。
やはり前半ど頭から飛ばしていくべきではなかったですかいねー。
相手がどうこうってのは別にして、
それで勝ち上がってきたチームですから。
スウェーデンをオランダを屠ったわけで。
このへんが、あの人が、
最高クラス「ではない」なところかもしれぬ。
自分が弱くても相手が強くても
とにかく勝つんだ、
ってところが無いとねえ、やはり指揮官は。
ま、もちろん、チームとしてスペインとは
地力がぜんーぜん違うんですけども、
でもキング・オットーはギリシャを優勝させたよ。
ものすご正直な話、昨日のテリム・トルコのような
感動はこの試合のロシアには無かった。
とはいっても、
采配は別にしてやっぱり強国は自分たちで考えてプレーでき、
それができない時点でロシアはやっぱりここまで、ですな。
だからヒディンクってドーピングなのよ。
ユンケルみたいなもんで
飲んでる間は目が血走るんだけど、
切れるとパタッと倒れる。
いやいやコワイコワイ。
対するアラゴネス爺ちゃんの采配は当たるんだ。
運も味方して。
ビジャ壊れてしょうがなくセスク出したら
2アシストですよ。
おしゃれなちょんと出しと針の穴通すクロスと、
ヨダレパス2発。
後半はファブレガス・ショーでした。
あとF・トーレスのお馴染みヘタレショー。
あの人ホント不思議な人で、
決める以外のプレーは世界一と言っていいほど素晴らしいんですけど……
あのひと今年イングランド行ってたくさん点獲ってね、
「やっぱリーガ・エスパニョーラの方がレベルが高いなあ」
どの口が言うねんと(笑)
まあその、ちょっと天然なところが憎めないとこなんですけどね。
さて、
決勝はドイツvsスペインですが、
これわかりませんよ。これわかりません。
チーム状態はスペインの方がかなりいい。
でもドイツも優勝に値しないかというと、
それほど酷くはない。
ドイツはいつもの戦車サッカーをやるだけなので、
ポイントはスペインの受け方かな。
先発からして、今日これ当たったわけです、セスク入りの
4-1-4-1。
MF4枚のテクニシャンが飛び出していくこれで行くのか。
それともやっぱり今までどおり、トップ下に
セルヒオ・ガルシアなりFW調の選手を使うのか。
気持ち的にも、
今日のようにまず様子を見るのか。
それともガンガン自分たちのやり方を押しつけていくのか。
ドイツが勝てるとするなら、
スペインが様子を見てる間にゴツゴツ行って
なにをどうしてでも1点もぎ取り、
まだ時間があると余裕持ってボール回してるところを
ドロドロに守り倒して、
後半半分過ぎて焦って出てきたところで
またセットなりなんなりでグデグデでもう1点、
ゲームセット。
そんな感じ。
酷いプランですが、しかし今回のドイツはそれができる。
酷い作戦でも可能な作戦は立派な作戦です。
対するスペインは己との闘いです。
普通にやれば勝てる。
問題は、普通にやれるかどうか。
技術対気迫。
これは永遠のテーマですよ。
永遠のテーマ。
強い時のフランスやイタリアのように
両方バランス良く持ってるのではなく
片方の成分が極端に多い2チームの対戦なので、
ヒジョーに見物です。
いやー、スペインが勝って
「な? サッカーは美しく楽しくなきゃダメだろ?」
とも言い放って欲しいし、
ドイツが勝って
「人間気合いさえあれば月にも行けるんじゃー!」
とも叫んで欲しい。
好ゲーム、期待してます。

ロシアの10番アルシャーヴィンが大活躍で、
早速強豪クラブからオファー殺到らしくて、
オフィシャルのインタビュー応えて
「バルサいきたーい」。
いやもーそんなことね、思てても言うたらあかんと(笑)
「いや終わってからで」と言いなさいと。
ほらやっぱりあかんかったやんかと。
なんといいますか、
人間の可笑しさをしみじみ感じました。
システムのできあがってる強豪よりも、
こういうわけのわからん国やチームの方が
見てて楽しいです。
日本も小綺麗にまとまるのはまだ100年早くて、
もっとわけわからんくていいと思いましたね。
この選手、ロシア国内では前から英雄、絶対的エースらしいですが
国際的にはまるで無名でもう27歳、
「なんでこんないい選手が放置されてたんだ!?」
ってとこも驚きでした。
アフリカや南米から15歳ぐらいの子供連れてくる
昨今のビッグクラブ情報網にも引っかからないのか、
それともロシアのクラブお金持ってて移籍金が合わないのか……
北の大地には不思議がいっぱいです。
posted by ながたさん at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年06月26日

ユーロ2008SF ドイツ 3-2 トルコ

ミラクル・ターキー息絶える!
いやでもね、後半終了間際86分に
2-2に追いついたのはミラクルでしたよ。
ボール一個分の隙間を優しく角度変えてね。
ケガと出場停止でもう
フィールドプレイヤー13人しか居ない中で、
ほんと、これ以上無い戦い方と試合運びだったんですが……
最後はその2点目を許すキッカケを作ってしまった
左サイドバック・ラーム自らが長駆駆け上がって叩き込む、
これぞゲルマン魂。
っていうか、3点いずれも、
「そんなんで点入るんやったらパスとかせんでええやん」
という
ばしゅーん・どっかーん!
で、逃げ切ってしまいました。
スタジオ解説の北澤先生がおっしゃってましたが
「これ悪いのかこれが良さなのか……」
いやよく知ってたはずですが改めてヤバイわ
ドイツってチームは。
これがサッカーなら我々が普段見てるあれはなんだと。
こちょこちょこちょこちょボール回すあれはサーカスかと。
しかし、これもサッカーなんですよねぇ。
クローゼも全然消えてたのにあの点獲ったあの1ジャンプ、
あれだけ、あの1プレーだけ、完璧だったんですよねぇ。
なんだろうね。
見習うべき点ですよー。
全員が、常に義務を果たそうとする?
という感じかなあ。
それずっとやってさえいれば、
調子が悪かろうと、運が悪かろうと、
1点決められる。
そしてそれで良し。
世には点獲る以外の仕事を無茶苦茶こなしてくれるのに
点だけ獲ってくれないFWが山のようにいるではないですか。
それじゃ、やっぱ、
ダメなんすよ。
いや、でも、
トルコの「勝つにはこのやり方しかない」を
丁寧に確信を持ってやり遂げた姿にも感動しました。
膠着状態の長かった試合ですし
トルコはボロボロ、ドイツはダメダメ、
それでも、90分はあっという間でしたよ。
すばらしかった。
ま、あれだ、トルコここ無理矢理PKとかで勝ち上がっても
さすがに決勝はまともな試合は無理だ、あの満身創痍では。
ご苦労様でした。
技術はとても高くて、オフェンスでもディフェンスでも
ドイツ人相手に一対一でまったく引けを取ってませんでした。
ドイツは逆にこれだけぎこちない戦いをして
しかし勝てる、勝った、これは自信につながりますな。
逆山どちらが上がってきても楽しみな決勝戦になりそうです。
さあ今夜はロシアvsスペイン、寝不足準備良し!

余談ですが、WOWOWの中継を
今回はじめて観てるわけですが、
観やすいですなー。
実況も解説も余計なこと言わないし、
番組の作りもシンプルで明快なので、
試合そのものを非常に楽しめます。
っていうか僕が中学生ぐらいまで観てた
スポーツのTV中継って、
こんな感じでしたよ?
ほらー、最近の地上波って飾り立てるじゃないですか、
本筋以外のところで。
「あっ、あそこにいるのは田中君のおかあさんです!
 おかあさんはお豆腐屋さん、女手ひとつで田中君を
 立派に、立派に育てあげました!
 ♪か〜さんが〜 よなべ〜をして〜〜〜
 ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!」
決めたのは、おかあさん。
まあその、地上波はタダですから、
広告という余計な成分がたっぷり入っても
そりゃしょうがないんですけど、
ま、もうちょっとなんとかならんもんでっしゃろかいな、
と思ったり、
やっぱ「いい情報にはお金を払う」って
当たり前のことなんかなぁ、
と思ったり。
ともかく、
「好きなスタッフが好きな人相手に作ってる」
感じはとてもして、それが心地よいです。
posted by ながたさん at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年06月23日

ユーロ2008QF イタリア0(PK2-4)0スペイン

・ユーロ2008QF イタリア0(PK2-4)0スペイン
やーもー緊迫した120分+PK戦でしたよー。
スコアレスなのに時間が経つめちゃめちゃ早い。
全然眠くならないしね。
スペインは絶好調だしチームバランスも最高なのですが、
それでもやっぱりイタリアが怖いので無理はしない。
両サイドバックとも全くと言っていいほど仕掛けないし。
しかしイタリアもピルロ抜き(累積警告)では
ほんと攻撃のアイデアゼロ。なにもできない。
中東か思うようなアーリークロスとかね。
両軍ガマンにガマンを重ねた120分でした。
まあしかしプレーの質で見ればスペインの方がだいぶ良かったので、
結果は順当だと思います。
次はグループリーグでコテンパンにノしたロシアですが、
今のロシアはその時のロシアとは別物に成長してるので、
ここで浮かれてると足元掬われますよー。
しかしロシアもかなり疲れてはきてて、
どうだろう、予測不可能!
セミファイナルもう一つはドイツvsトルコ、
3試合逆転勝ちのミラクル・ターキーも
エース・ニハトをケガで欠きかなり苦しい。
こっちは順当にドイツっぽいけど……
いや、今回のユーロばかりはわかりません。
トーナメントは「強い方」ではなく
「穴の無い方」が勝つので、
強さで言えばそりゃドイツ・スペインですけど、
穴の無さでいえばトルコもロシアも決して劣ってない。
トルコvsロシアの決勝戦、てな風景もアリアリですぞ。
あーしかしドイツvsスペインの決勝戦、
も見てみたいなー。
どの組み合わせでも熱戦間違いなしで、
あと3試合、非常に楽しみデス!

・日本代表戦もちらっと見た。
なんで消化試合にケガ上がりの俊輔が出てるのかが
理解できへんかったんですけども!
たぶんマスコミには辛口批評が山と載ると
思うのですが、時期が悪かったね。
今みんなユーロ観てるから
あれと比べるとねぇ、どうしても……
「ロード・オブ・ザ・リング」を観た後に
「超力ロボ・ガラット」を観るようなもので、
ガラットはガラットでいいんだけど、
ガラットはガラットでいいんだけど、
……いきりたつ〜〜〜〜〜!
という感じ。
まあその、強さ弱さとか気迫気持ちとか
そういう問題ではなく、
(気持ちはかなり伝わってきましたよ?)
ここでも例の
「パラダイス・ガラパゴス」
が起きており、
最終ラインで横パス回しなんか
ユーロ(つまり最先端)でどのチームもやってへんで。
ほなやっぱり「やったあかんこと」か、
「やらんでもええこと」かの、
どっちかじゃないでしょうか。
最先端であればいいというわけではなく、
日本の選手の特性にあった戦い方もまたあると
思いますが、
まさに、世界のケータイショーの中継を観てから
日本のケータイを眺める様な感じがしました。
いいとか悪いとかではなくて
そこに結構なミゾがある。
このミゾ放置してもいいの?
ホントにだいじょぶ?
という感じで……
それでも5万なんぼなんぼが駆けつけるんだから、
日本のサッカーファンは温かいと思った。
あと、
「決定力不足」「決定力不足」と言ってると、
ホントに自分たちは決定力不足だと思い込んで、
ますます決まる物も決まらなくなっていきます。
潜在意識に刷り込まれてしまう。
子供に「お前はアホや」と言うたらアカン、
って今は常識でしょう?
どんどん萎縮してやる気も無くします。
そのうちホンマにアホになる。
同じことです。
「決定力不足」って言うの禁止。
いいですか、「決定力不足」なんてもう
金輪際言っちゃダメですよ。
「決定力不足」なんて。
これからは試合の前後に
「決定力満足!」
の大合唱。これで。
決定力大満足!!
決定力大満足!
決定ry……
エスクデロくんが改名して
「競飛王」(せるひお)
になる日はまだですか。
(もう帰化はしてるそうです)
もうね、闘莉王と競飛王の
ワンワン2トップで行っちゃいなさい。
野球の王さんにあやかってポンポンとホームランを……
打つなー!
posted by ながたさん at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年06月22日

オランダ兄弟

負けちまったダッチ!
ユーロ2008クオーターファイナル、オランダ1(延長戦)3ロシア。
いや、準決4試合で一番の鉄板試合だと思ってたのに!
ここまでくるとヒディンク・マジックと言ってよろしかろう。
なんだ、シンクロで井村コーチ率いる中国が日本を叩き潰したようなもんか。
いや……怖いねぇ、サッカーは。

ということでオランダで一番印象に残りましたのは
グループリーグ3戦目対ルーマニア、
控えメンバーが結構出てまして実現したこの作戦。
名付けてダッチ・スカイラブハリケーン。
まさにリアル立花政夫和夫。

Dutchbros1_3

あるいはまたツインパルック・ピカデリー攻撃。
左サイドで縦に並ぶ二人が、
髪型一緒で顔立ち似てるのでホンマ混乱しました。
よくマンガやアニメで双子相手にして
混乱するってシチュがございますでしょう?
あんなもんねぇ、「ありえない」とか思ってましたけど、
いや実際見ててわけわかんなかった。どっちやねんと。
あ、ちなみに左・ウイングのアルィエン・ロッベン(レアル・マドリード)
右・サイドバックのティム・デ・クレール(フェイエノールト)。
対戦したルーマニアのエース、ムトゥ(踊るマハラジャ)も
憔悴しきった表情でした。
ま、これは日本人の私の感想でありまして、
オランダ人から見れば二人は
松崎しげると国広富之ぐらい違うのかも知れませんが。

いやしかしユーロおもしろすぎです。
この前日の対戦も0-0で延長突入、
クロアチア119分ゴール、
トルコ120+2分ゴール、
PKでトルコ、
という無茶苦茶なゲームでして、
毎試合がサッカーアニメの最終回みたいです。
WOWOW入ってよかった……
posted by ながたさん at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年06月20日

ユーロ2008 ロシア2-0スウェーデン

ユーロ漬けです!
さあベスト8が出そろいましたよ!

ロシアも強かった!
ユーロ2008、ヒディンク・マジックなどと言いますが、
あれはマジックではない。
協力プレスの網を徹底的に整備することと、
ムービング・フットボールで
ボールホルダー以外の選手の動きを
速く・激しく・スペースを狙ってすること、
それを極限まで高めている「だけ」です。
一歩早い・一歩多いから、
特別なことしなくてもパスが通る。
全員がそうだから、
ぽんぽん通る。
ただそれだけのことなんです。
そうそして、
それがなによりも大変なんですけども。
抜群のスタミナと、なんというかその
「楽をしたい」という欲を捨て、
(「ボールを走らせる」なんて
 この試合のロシアは一人も思ってませんよ!!)
もっというと「いいプレーをしたい」という欲も
捨てねばならない。
(「オレがどうの」というプレーも全く無かった)
だから韓国でありオーストラリアでありPSVであり
ロシアなんですよ。
ブラジル代表の天才共なんか
ヒディンクの言うこと聞くはずない。
(聞けば手をつけられないぐらい強いでしょうけども)
実際彼、レアル・マドリードは辞めさせられましたしねぇ。
そのロシアのいい面が出ずっぱりで、
対するスウェーデンはなんかもうプレスの掛け方とか
前時代風で、始まって10分でああ駄目だこりゃ、
って感じでした。
バルデラマが最後に出た時のコロンビア覚えてます?
あの全員が突っ立ってる感じ。あれ。
ズラタン・イブラヒモビッチ、ヘンリク・ラーション、
カール・フレデリク・ユングベリ、
前線に一発で試合を決めるタレントが揃ってても、
そこへボールが行かず、行ってもサポートが薄く。
いやー、ロシア、
スペイン戦見たときはただの雑魚キャラだったんですが、
この3戦目見ると決勝まで行けそうな勢い……
って次オランダなんですねぇ。
オランダはさすがに辛い。
同じことを、世界的タレント集団がやってるのがオランダですから。
惜しいな、これドイツあたりなら
まだわからなかったですけども。
まあしかし、素晴らしいファイトでした。
タレント1〜2名の中堅国でもここまではいける、
という、つまり日本のお手本になるような戦い方で、
これをやらなあきませんよこれを。
ほんでさ。
「……つまりゴチャゴチャ言わずに走れってことか、
 せつないなぁ」
と思いながら観てましたら、
後半35分にチームオールの走行距離が出て、
なんとロシア96kmにスウェーデン95km。
印象と全然違う。
印象ではロシアが2倍ぐらい走ってる感じ。
つまり、スウェーデンは走らされてるんです。
走りたくもないところを。
これまた示唆的なことでございますよ?
どうせ走らなあかん。
ならば、積極的に、
自分で走る。
のがよいわけですな。
そしてまた示唆的なことに、
ヒディンクが去った韓国代表がだいぶ力を落としたように、
この簡単なことを人はすぐ忘れるんです。
やっぱ楽したいんですね。
いいとこも見せたいし。
「技術があれば走らなくても」とか思っちゃう。
戦術の妙で、誰それがいるから、得意のセットプレーで……
いやいや。
やっぱり基本は、「オレ走り」の充実です。
僕もがんばるー!
という気にさせてくれたロシアの戦いでした。
小学生に教材として見せてあげたいですな。
あそこまでは、誰でも行ける。
posted by ながたさん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2008年05月25日

キリン杯:日本1-0コートジボワール

コートジボワール戦はまずまずでしたぞ特に前半の前半。
もちろんフルスロットルの
ずっとは続けられないモードでしたけども、
ああいう戦いができる、
と自他共に認識できたのは大きい。
前線中盤の活性度もよし。
ああも6人でくるくるポジションチェンジできると、
相手守りづらいと思う。
ただ、それと裏腹なのですが、
似たタイプが並んでて
「決めパターン」みたいなのが
確立してないのでそれが欲しいような、
それは贅沢なような。
いや、日本代表はあんな感じで、
ぐじゃぐじゃパス回してるうちになんとなく
点が入るのがいいのかもしれない。
それを目論んであえてFWに軸を作らず、
コチョコチョ動ける二人で2トップかな。
まぁでも、いいよ、いい。
ケイタケンゴー(こう書くと漫才師みたいですが)
温存であそこまでイケるとは。
あれでまだMFはいろいろ残ってるしね!
長友ちゃんもよかったよ!
つい先日「やり方が見えん」と呻いたばかりですが、
岡田監督(天高出身)のやり方はきっと
「なんとなくゴール」
これだ。
「なんとな〜くクリスタ〜ル」
と叫んだのは確か柴田恭兵さんですが、
考えてみればあなたサッカーの特にゴール前というものは
シュートを撃てる「スペースを作る」のが
最大の目標ですそれには、
もちろん天才パサーが信じられない場所にパスを出しても
天才ドリブラーが相手DFを一人でかわしても
天才FWがありえない速度やパワーや加速で自ら作り出しても
どうやったってよいのですが、
みんなでわーっと行ってぐちゃーっと動いたら
自然にできる。
これだ。
バーゲン方式あるいは満員電車方式。
ラッシュ・サッカー。
これなら日本は世界のどこにも負けない。
そう強みを出していかねばならんのです。
欧州や南米の連中が強いところを真似してたって、
もちろんそれも大事だけど、
あと100年かかる。
そうではなく日本人にしかできないことをするのだ。
あとコンビニ経営とか自販機がどこにでもあるとか、
それからラーメンかな。
カイゼンカイゼンまたカイゼンですよ。
この試合トヨタスタジアムっていうのがまた象徴的でいいね。
まあ、ちょっとコートジボワールが移動疲れと
パラグアイ戦疲れ残ってて、
ほとんどの選手が欧州のリーグ戦終わったばっかりで
一旦スイッチが切れてる、
(W杯予選前だといっても)
対するこっちはついこないだまでリーグ真っ最中、
ってなもんで、そこ差し引きですけども、
この調子ならパラグアイ戦も
ちょっと楽しみです。
スコアはいいのですが、
前半の前半みせたようなめくるめく動き、
これを随所で魅せていただきたい。
がばれ〜!
posted by ながたさん at 02:42| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2007年03月27日

キリンカップ・ペルー戦 2-0 勝利

 相当よかったですね。
 オシムお爺ちゃんの評としては後半・後半の若者達の早いパス回しを誉め、俊輔に辛かったですが、まあそれは話半分で、若い連中を元気づけて俊輔にさらなるレベルアップを求めるが言葉でしょう。点を獲ったのは俊輔でパスは点には繋がってはいないので。

 しかしお爺ちゃんほんとツンデレですな。「古井戸がどうのこうの」とか言ってたくせに、この試合半分以上古井戸じゃん(笑) 川口、加地、中澤、駒野、俊輔、遠藤、高原。まあ、逆に言えば全員フラットに見てる、ってことで、浩二とか、今ちょっとフォーム崩してるみたいですけど松井、それからヌマンシアの主砲と化してる福田なども見てみたい。あ、あと三都主。あそれから稲本。

 お爺ちゃんの言うように攻撃はダブルボランチ・阿部と啓太が非常に慎重だったこともあり、ちょっと攻め手に欠けた感じでしたが、守備はなかなかよかったんじゃないでしょうか。点入れられる気配は無かったです。(相手もさすがに一軍半だけあって個人でなんとかできる選手はほとんど見あたらなかったのですが)

 俊輔は相変わらず王子様で、相変わらず使うにコストの掛かる(ダブルボランチ+遠藤が目立たないのは彼のフォローが大変だからだと思う……)選手ですが、相変わらず左足一閃で一点を生み出す飛び道具ではあって、相変わらず貴重な選手ではありますな。それよりも高原。ドイツW杯でなにかを悟ったのか、往年のキレが戻ってますよ。よいヴォレーが刺さってました。
 よいことです。あそこで負けてよかったと思える2010年でありたい。

 後半出てきた憲剛や家長も気合い入ってたし、彼らが見せためくるめく高速パス回転と、俊輔や高原が見せた「個の力」が融合すれば、かなりいいとこ行けると思う。いや、結果が出なくても、見てるだけで楽しいです。

 久しぶりにね、ビール片手にTVの前に陣取っちゃいましたよ。
 今日ばかりはキリンビールで。
 女子代表も見事W杯切符を手にしましたし、あとは若い連中ですなあ……間違いなく能力は今までの世代より上だと思うので、あとは「がんばって」ください。
 気合いだけではなんともなりませんが、気合いがなければなにもできません。
 監督のせいにしたらあかん。自分たちのことなんだから。
posted by ながたさん at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2006年12月10日

サッカー、アジア大会

 この世代の弱点は「目的意識が薄い」てとこかな。
 ボールなんのために持ってるかというとゴールするためなんですが、その華麗な技術で回してるだけ。シュートはもちろん、一個前までも行かん。
 これ、日本代表全体で昔から言われてることですが、特にこの若い子達に顕著に出てて、ということは日本のサッカー育成システムが根幹から間違ってるんじゃないか、と疑問を抱いてしまいます。
 今練習してるのは、走ってるのはボールを扱ってるのはダンベルを上げてるのは、ゴールするため、あるいはゴールに迫る敵を叩き潰すため、その一点のためである。

 ボール動かす技術はもう、めっちゃくっちゃ上手い。この調子でいくとあと3オリンピックぐらいでアルゼンチンあたりを抜けるんじゃないかと思うほど。アテネの時も「シドニーより上手い」と思ったけど、それ以上です。もはや純技術面ではどこへ出しても恥ずかしく無い。
 だから、あとはその技術を、ボールを動かすことではなく、ゴールを奪うことに。

 なんかね、「勝ちにこだわるな」と言われすぎて、それが染みついちゃってる感じ。
 いや、これ、本番やから。

 最近の教育全般についてちょっと疑問に思ってるところですが、「勝負にこだわらず、努力することが尊いのだ」。まさにそれはその通りなのですが、努力はなんのためにするかというと「勝つため」であって、努力のために努力をするのではない。また、「勝負だけにこだわらなきゃならない時もある」という確固たる現実もある。
 そこも、教えなきゃ。世の中を渡る知恵を授けるのが教育であるならば。

 まあそれでも、4年前に比べて進歩したなあ、と思うのは、インタビュー聞いてると「自分達はそうである」ということを反町監督以下選手達も充分わかってることで、だから、改善の希望はとても持てます。アテネ世代のあの「当事者意識がない」という絶望的な事態だって最後にはそこそこ直ったんだから、この年代であればまだまだ伸びます、変わります。まあ、30までは大丈夫やね(笑)

 しかし北朝鮮も強かったし、そもそも敗退したのはパキスタン戦で2点ももぎ取られたからであって、進歩してるのは日本だけではない。日々是鍛錬。

 くだらないところでつまずく経験は、早くしておいた方がいい。
 顔を上げて北京を目指そう。
posted by ながたさん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー

2006年12月03日

セレッソがまた落ちるところを観た。

まあ、落ちるべくして落ちるチームって感じで、
去年の優勝を逃した試合もそうでしたが、
やり方の軸がない。
サッカーでは特にそれは諸刃の剣で、
上手く行けば変幻自在でつかみ所のない柔軟性になるのですが、
このように下手を打つとまったくどうしようもなくなって地獄行き。
セルタが落ちたときをちょっと思い出したのは言い過ぎか。
名波はやっぱりN-BOXで輝く選手で、
もちろん未だに一本でなんとかできるものを持ってるのですが、
プレーチャンスそのものを周りが与えてあげられてなかった。
周りもいっぱいいっぱいでね。
解説の原さんも唸ってましたが、
古橋を下げたのは理解に苦しむ。
あの試合最も効いてたのが古橋やと思うのですが……
監督もいっぱいいっぱい、って感じでした。

ま、それはもう時の運なのでいいんですが、
疑問だったのがライバル福岡の状況をまったく入れてない、
それも監督さえ知らなかった、らしい。

それは……
もうそういう時代やないでしょう。

自分達が有利な「状況」であれ不利な状況であれ、
物理的条件、負ければ相手が引き分けてもひっくり返される、
というのは微動だにしないわけで、
ならば「自分達が今どこにいるのか」という
「状況」を把握するのは、
ぜひとも行うべきことだと思います。
特に負けてる場合。
人間って勝手なもので、弱い時には都合のいいことしか考えません。
上手く行ってるときの方がいろんなことに目を配れたりする。
「勝てば文句なく残留なんだから、
 余計なことは考えず勝ちをめざしてまっしぐら」
というのは単純すぎる精神論で、
そんな風に考えまたその考えを具現化できる人間は、
実はそうは居ない。
実際1点差で負けてたわけで、そういうときに限って、
「でも福岡も負けてるかもしれないし……」
と思ってしまうものです。
そんなモヤモヤした気持ちを打ち破るのは、
「福岡は分けてるぞ! このままだと俺達が降格だ!」
という「現実」が、一番手っ取り早い。
それで、焦りや固さが出て負けたのなら、
それはそのレベルのチームでしかなかった、ってことで。

もうその、「情報入れてない」って時点で、
落ちてしかるべきチームですよ。
そんな時代やない。
癌も基本告知の時代です。
戦術とか気持ちとか選手の質とか監督の采配とか、
そんな問題やないです。
もっと抜本的な問題です。
戦いって、要するに「目の前の現実にどう対応するか」ではないですか。
目をつぶって、どうやって戦うんですか。

まあつまり藤井社長をファイターズに取られたのが最大の敗因ってことで……
返して……

ガンバも敵地・直接対決で負けて目の前で優勝を見せつけられたし、
サンガは普通に落ちたし、ヴィッセルは入れ替え戦に回るハメになるし、
関西勢最悪の1日でした。

福岡の同点弾が久藤さんのCKから、ってのがまたセレッソサポにはキツイ……
これは持論の押しつけですが、近代サッカーはボランチですよ。
ファビーニョの穴を埋めるための山田卓であって、
久藤出しては戦力ダウンじゃないですか。
小林監督切るのも早すぎたような気がする。
守備から入るチーム作る人やから、フレッシュなシーズン序盤より
くたびれてくる後半の方が相対的に戦力は上がるような気がするのですが……
あと今日の相手が川崎Fつーのもねえ。
覚えてますか、マリノスと優勝を争った00年、
前戦雨中の死闘でマリノスを破りながら
川崎FにVゴールブチ込まれて沈んだあの日を。

ま! グラパンみたいに安定して中位にずっと居るより、
今年は優勝争い来年は降格争い、その翌年は昇格争い、
こっちの方がずっとずっと楽しいッスよ!
希望も絶望も、味わい放題!

……やっぱり桜っていう名前が良くないような気がして……

あ、レッズはもう、あれで優勝できんかったらどうやって優勝すんねん、
という威容ですから。ええチームが2チームできる選手層。
フィジカルコンディションが悪いとはいえ小野がベンチで余ってる。
関係者席のモリシの姿を見て「ああ……」と唸るセレッソとの違いよ。
まあ優勝しても当然ですが、当然を現実にする、というのも立派な仕事。
なかなかできるこっちゃない。
おめでとう。

ま、これもサッカーあれもサッカー、
来年は、撃たれたら撃ち返せのセレッソサッカーで
しっかり昇格をめざしましょう。
posted by ながたさん at 01:00| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー

2006年11月17日

サウジ戦

鈴木啓太はちゃんとしてれば結構な男前だと思うのですが、
なぜあんな「ワンピース」に出てくる人みたいな風体をしているのでしょう?
あと闘莉王のウェービーヘアも気になる……

サウジ弱かったねえ。
プレスの掛けに行き所に迷いがあって、こっちの両サイドガンガン行くのわかってるのにケアできてないし。
まあ、弱い相手でも圧倒できるのはいいこった。
変わってたのはシステムで、

    巻   我那覇
三都主   憲剛

駒野    啓太     加地
   今野 闘莉王 阿部

      川口

こんな感じ。啓太の横を阿部と今野がケアして3ボランチ1バックになったり、闘莉王が上がって3ボランチ0バックになったり、なかなか「前から奪取」という意味ではラディカルな形でした。
「前で取れば純DFは1〜2人でええやろ」というのはトルシエ時代もそうだったんですが、1人でしかも前行きたがる闘莉王だ、というのがお爺ちゃんナイスやりすぎ。
俊輔始めそこそこやれてても欧州組をまったく呼ばないのも、一旦「呼ばない」形でどこまで行けるか国内組を総ざらいして、おもむろに、という目論見だと思います。
「まずゼロから」というのは、言ったり考えたりするのは簡単なのですが、それをやるのは、なかなか大変。

実際、チームとしての熟成は進んで、連携も小気味よく、以前ほど「選手が小粒やなあ」という感じは無くなっていたのですが、それでも大国・強国相手にこの「高めで取って・散らして速攻」がこんなにハマるとは思えない。
しかし、「日本らしいサッカー」を追求するなら、足元の技術が適度に高く、アジリティ(機敏さ)が高くランニングのスタミナがあり、連携能力と志向が高く慣れている(特にMF)、日本人選手には現状これしかない。

で、ここが日本の課題で、それをやって、かつ大国相手に殴り合いに持ち込むためには、個人能力でもワールドクラスが揃って、このサッカーをやる必要がある。
逆にそれができれば、W杯でベスト4だって全然夢でもなんでもない。
だからやな、トルシエ時代が終わったときにはやな、黄金世代がまだ若くてやな、
「こーれこのまま行ったらドイツすごいことなるぞ!」
と思えたわけですわ。
ほんで、……くどいようですが、ズィッコさんが悪いとは言わないのですが、時期は悪かったね。

まあ、この前から奪って散らして速攻がチーム・スタイルとして確立し、誰がでてもそれを実践できるようになって、そこに欧州組の力が加われば、次のW杯予選なんかは全然問題ない。ま、問題は、予選後にどれぐらい強い相手とやって、どれぐらいチーム力を上積みしていけるか、ですな。
サウジ相手だって、落ち着かせる選手がいなかったからかそれともそういう趣向だったのか、後半残り15分ぐらい足パッタリ止まって猛攻を受けた。あの辺のギアの切り替えとかペース配分、ができる選手が必要だし。

それでも毎年底は上がってるよね。ほんの15年前にサウジといえば勝てば全身で雄叫びを上げるような相手で。選ばれた選手がピッチに飛び出すときまったく気後れも遠慮もしていないのもいい。これはジーコ時代にも無かった。「みんな条件は一緒」というのが口先だけじゃなくて浸透してる。
厳しいだけじゃなくて闘莉王のPK大失敗というお笑いも混ぜちゃうのもジョリーグッド。あれたとえば2−1でこの1点で1位通過かどうか、というPKだったら撃たせたのだろうか。そゆことを、知りたい。

楽しかったです。
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2006年07月10日

W杯決勝戦 イタリア 1-1 フランス(PK5-3でイタリアが優勝)

誰が書いた筋書きか、というほど演劇的な幕切れでした。
あのジダンに「退場」という最期を用意するとは、想像もできなかったです。
明らかにチームとして力量が高いのはイタリアで、しかしジダンがいる限りフランスにもなにかが起きるような、勝たせてあげたいような……ジダンがいる限り。
そうかこういうオチをつければまとまるなあ、とパズルの正解見せられたような気分でした。

将の能力、伝統の戦法と実績、個々の選手のクオリティ、チームバランス、層の厚さ、コンディションとテンションの上げていき方、そしてまとまり。後から思えばどのファクターを見てもイタリアは参加チーム中随一と言ってよく、順当な結果といえばこれほど順当な結果も無い。
サッカーというスポーツは変なスポーツで、あんなに1点で勝負が決まる、審判で勝負が決まることもある理不尽なスポーツなのに、なぜかこうして大会をやると一番強い(と考えてもそんなに文句はでない)チームが勝つのです。
そういう意味では逆に、要素の足し算ではかなり劣るフランスがファイナルまで、いやPKにまで持ち込んだ(持ち込まされたという感じもするが)のはよく頑張ったとも言え、改めてフランスの選手達には拍手を送りたく。

個人的にはデルピエロ好きですので、彼がW杯を掲げることができたのがとても嬉しい。大舞台でダメだダメだと言われ続け今日もプレーはサッパリでしたけど、でも最後のピッチに立ちPKも決めた。なんだか、彼のサッカー人生へのご褒美のようで、「ああ、人間がんばったらええことあるよなあ」としみじみしました。
表彰式でのバカ喜び様もイタリアらしくてよかったです。全世界注視の中ブリーフ姿にされてるガッツさんとか、国旗をおばちゃんかぶりするトッティとか、表彰式直後にすでに葉巻吸ってるリッピ監督とか、まあその、楽しくなければ人生じゃないね。

楽しい大会でした。
奇跡的快進撃や超新星のような選手、画期的フォーメーション、そういうものは見られませんでしたが、逆にイタリアやドイツ、スペインのようにただよせ集めただけではない「本気のオールスター・チーム」を見ることができ、(そうでなければ勝てなくなっており)、それは勝敗を別にしてプレーを見てるだけで楽しいものであり、やっぱりワールドカップは「お祭り」だな、とあたりまえの感想を持ちました。
舞台で踊るか太鼓を叩くか御輿を担ぐか金魚を売るか、ともかく「日本も盛り上げてくれたよね〜」と言われたいものです。もう少々、時間がかかりそうですが、いつか。
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W杯3位決定戦 ドイツ 3-1 ポルトガル

いや、やっぱり開催国のモチベーションが大幅に優りました。
今回の「伸びるボール」を一番うまく使いこなしてたのはドイツでしたね。

3点獲られてからの、フィーゴのピンポイントクロス>ヌーノ・ゴメスのダイビングヘッド、がポルトガルのやりたかったサッカーだと思うのですが、慎重を期したからか特に決勝トーナメント入ってからワンテンポ遅い。C・ロナウドのドリブルは確かにキープ力高いし思うところへボールを運ぶのですが、そのワンテンポを相手守備陣に稼がせてしまっていた気もする。
ポルトガルとしてはこの、「サイドでこねこね」と「マニシェでドン」以外のやり方を開発しておかないと、ユーロでは痛い目に合いそうな気がします。
ボールを回せるので、ボールまず回してしまう。そしてそれは、勝利へ直接つながる行動ではない。
まあ、心身ヨレヨレの3位決定戦で開催国を相手にした試合を評するのは酷かな。自分があの立場だったとしたらかなりきついですね。
それでも、フランス戦の後「俺達の方がいいサッカーだった」「アンリはダイブでC・ロナウドはPK貰えなかった」みたいなことを言うてるメンタリティではダメです。ホンマに頑張ったらそんなセリフは出んはずで、もしホンマに頑張っててもそういうセリフが出るのがポルトガル流儀だとするなら、それは世界標準ではないので、勝ちたいなら改めた方がいい。「いやそれが俺達だ」と言い張るのは構わないけど、今は大航海時代じゃないので。

偉そうに言ってすいません。

逆にドイツは(クリンスマン監督が続投すれば)ユーロが楽しみですね、というところで。若い選手がどーんと自信をつけたのが大きい。自信というのはなかなかつけられるものではない。ただ勘違いして傲慢になってはいけませんが。
大会前に散々批判を浴びたにもかかわらず自分のスタイルを変えなかったことが、結果が出れば圧倒的な支持に結びつく。
結果が出なければどちらにせよ非難されるなら、「スタイルを変えない」方がよい、という考え方ができる。
しかし「自分のスタイル」といってもよく見れば実は珍奇なスタイルを用いてるわけではなく、GK問題でもレーマンとカーンであり、変な若手を無理に使ったわけではない。アメリカに在住して試合の時だけドイツに戻るスタイルが批判を浴びたのですが、そんなもん日本人からしてみりゃ批判する方がおかしいと思ってしまう。
「スジが通ってる答え」はどんな問題にもたぶんいくつかあって、それを「自分のスジ」で選び続ける、のが、スタイルってヤツなのでしょう。
「スジの通らない答え」を選ぶことではない。

結構な批判を浴びている最中に前監督のフェラーが
「ボロボロの代表を率いる決心をしたというだけでも、敬意を払うべきだ」
とずらり居並ぶドイツの名将達を皮肉りつつ擁護してて、その通りだと思います。
それがなかなかできないんですよね。
弱ってるものを叩いてスカッとしたいという欲は人間の獣性の奥底に潜むもののようで、誰にでも普通にあると思います。
それをガマンできるか、良いものへ変換できるか、これがいけてるヤツとそうでないヤツの境目でしょうか。

「あきらめない」というのは非常に強力な武器だと改めて思い知らされた、ドイツ代表の7試合でした。
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2006年07月06日

W杯セミファイナル ポルトガル 0-1 フランス

「勝ったことがある」という力は大きい。
カール・マローンがボロカス言われながらレイカーズに移った理由も良くわかる。初芝清は幸せ者だ。
ポルトガルは……血まみれになってもユーロ04を勝ちきっておくべきでしたか。というよりも、あれで勝てなければどこでも勝てないかもしれない。性質面での気分的なムラはスペインよりはマシに見えますので、まああのぐらいならば多くの国があんなもんですし。やっぱり、「勝ち方」を知らないというのが大きい気がする。
逆のフランスが前半33分にジダンがPKを決めた時点で「これで勝負あり」という雰囲気を遠く極東でTV観てる人間にまで漂わせたのに比べれば、後半20分ぐらいからもう監督以下全員でバタついて得意でもないパワープレー気味に走ったのが、あまりに対照的でした。そして残念。
強いハートで己の得意を為し続ければあるいは。

これおもしろいのが、フィーゴ、デコ、リッキー、パウレタ、選手個々を取ればもう十二分にそういった「勝者のメンタリティ」を誇れる実績の持ち主なんですね。それが、「ポルトガル代表」というチームになると、それを失う。
やっぱり組織は生きもので、それそのものとして持っている遺伝子というか魂みたいなものに、個々は呑み込まれてしまうのかもしれません。
そういうものを打破、あるいは変革してしまうのが真の天才、というか異能者、つまりは神、なのでしょうが、それはそうは出ない。出ても困るし。
そして、敵には、フランス代表には、それが居た。
ル・ブルーを初優勝させた男、その後ユーロを獲った男、CLをスクデットをリーガをバロンドールを獲った男。
その名はジネディーヌ。

フランス守備陣もお見事でした。マーク受け渡す時の滑らかさとかヨダレもの。さすが芸術の国フランスだぜ、とかつまんないこと呟いてしまいました。
ヴィエラ、マケレレ、テュラム、ギャラスのボックスがおにつよ。よく見れば4バック2ボランチは右からバイエルン、ユーヴェ、チェルシー、リヨン、ユーヴェ、チェルシー、でつまり全員各リーグ・チャンピオンチームの選手です。
そりゃ堅いわ。
PKの1点から、後半25分ぐらいまでの時間の殺し方など実に憎らしい。ポルトガルの独り相撲の要素もあったにせよ。

フランス、「謙虚さ」は力になる、というお手本のような勝ち上がりで、また、成熟した組織であれば監督は昼行灯の方がいい、という見本でもあります。それでもドメネク監督は、「せんでええことはせえへん」「やって上手いこといったことは変えへん」という仕事はしてる、とは思います。
まあ、将というのは結果責任を負い結果賞賛を得るものですよ。

決勝、幸いなことにレギュラー陣に黄色累積が無かったので、同じ戦い方ができます。というか、この戦い方しかできません。
イタリアは慎重に慎重を重ねて先制(特にジダンかアンリ)されないように。1点獲られるといかにイタリアン・アタッカンテでもこの守備は砕きにくいよ。逆にイタリアが先制してそれをフランスが追う方が、試合としては楽しくなる予感。
勢いと地力ではイタリアですが、フランスもなんだか神がかってる。
フランス98でもユーロ00でもまさに死闘の末フランスが勝っているのですが、3度目の正直をアレックスやカンナバーロに味わわせてあげたいような気もするし、2度あることは3度あるをジダンと愉快な仲間達に味わわせてあげたいような気もするし。
天に昇ろうとするジダンをイタリアが総力を挙げて引きずり下ろす、そんな風景です。

なんだかジネディーヌ・クライスト・スーパースターってな感じになってきましたね。
敵もローマ帝国だしなあ。

あの史実のような光景が現れたとして、勝者はどちらだろう?

3位決定戦もいつになくおもしろそうですね。
ドイツもちろん本気でしょうし、ポルトガルには悔しい想いが充満してるかと。タイプも全く違うチーム同士ですし、プレッシャーから解き放たれた両者に、自分の武器を振り回す派手な撃ち合いをやってもらいたいものです。

もうあと2試合か。寂しいな。
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W杯セミファイナル イタリア 2-0 ドイツ

アレッサンドロ・デル・ピエーロ!
今大会ラッキーボーイ、1点目挙げたグロッソの壊れっぷりも良かったけど、アレックスの一撃には痺れました。カウンターから斬り込むジラ、粘って粘ってなんとパス、「ちょ、おま、そこは背中向けてキープか宇宙開発やろ」、と思うのが素人のあかさたな、そのボールに飛びこんでくるは背番号7。
左45度デル・ピエロ・ゾーン!
泣けました。
1点目が延長後半14分つまり勝負あり、で、この2点目は戦術的にはおまけなんですけど、それでも世界中が大きく取り上げてるのは、やっぱり苦労人アレックスの気持ちをね、みんな知ってるから。今日は前回よりはだいぶマシでしたしね。

まあ、ドイツは、あの戦力でベスト4は「実力の範囲内で望みうる最良の結果」ですよ。あと1分でPK戦、となれば決勝へ行けた可能性も大きかったですが、やっぱりイタリアのベテランから若手まで豊富なタレントのバランス、「俺達にはこれがある」のカテナチオ、チーム総合力で言えばイタリアの方が一枚だけ上手でした。
実際クリンシー辞めないでてな声もあるらしくて、ドイツ人もそのへん良くわかっているのでしょう。

敗因っていうほどではないですが、ドイツの強みはワイドアタックで、伝統的にそうですがコンパクトスペースを志向する最近の風潮からは若干外れてて、4バックでもやっぱり両サイドがタッチ際を等しく駆け上がります。それはいいのですが、4-4-2系で両オフェンシブハーフがタッチ際に張っちゃうと、真ん中に空いた巨大な空間を誰が埋めるねん、ってことになり、それは当然純然たる2トップの場合(日本のようにディフェンシブFWでない場合)ダブルボランチなんですが、フリーのバラックは相手に縛られることなく仕掛けていくわけで、では相手の波を防ぐ防波堤は誰かと考えれば、フリングス。で、出場停止、なるほどね、と。
かつ「まず守る」イタリアにとってはわけわからんところからボール出てくるチームよりはやりやすいのかも。このへんは実際にピッチ立ってる選手の本音聞かないとわかんないですが。(そして本音はなかなか言わない)
まあでもしゃあない。これしかできないし、これで勝ってきたわけやし。
スピードとパワーとスタミナがあれば、やはりこの戦い方は未だに有効で、(韓国がこれに近いと思うのですがいかが)、これで自信をつけたドイツがさらに練ってユーロに出てくるとおもしろい。強豪復活という感じです。

イタリア、決勝に向けて。
アレックスの使い方(最後にペロッタに代えて切るカード)OK、ピルロも最低限のしかし決定的な仕事はする、守備陣OK、(2点目の起点になったカンナバーロの激しすぎる突っ込みボール奪取を見ましたか)、中盤ガッツさん鴨葱さんペロちゃんOK、トニもジラも点はともかく仕事はできる、リッピ監督もちろん安定、つまり問題は。
トッティ。
この試合でもかなり消えてて、だからといってそこに誰をはめるかってピースが他に無い。トッティが居ないとますます、ピルロ潰せば攻撃が成り立たないチームになってしまうので、それだけでも存在価値ありとして立たせ続けるしかない。逆に対戦相手としてはバイタルエリア(DFと守備的MFの間)にぽーっと突っ立ってるのがトッティだとかなりやりやすい。具体的にはコスティーリャかデコ、ヴィエラかマケレレ、のどちらかの守備負担が減り前に突っ込んで行きやすくなる。
むろんイタリア(リッピ)はそれは百も承知で、トッティを囮にしてその下からピルロがワイドにさばく。
むろん相手もそれは百も承知で……
という、王子を中心にした駆け引き、ここが楽しみです。もちろん、決勝で決定的な一本を決めてヒーローになる王子の姿もありうる。これでドイツに勝てた以上先発は落とさないと思いますが……

この試合、リッピ監督とクリンスマン監督の切ったカードとタイミング、これは気の効いた中学生がサッカーゲームやってる時にでもできる采配で、そして、それでいいのです。奇手奇策はどう考えても無理な状況を打破する時の賭けにすぎず、そして賭けというのは賭け手が負ける期待値に設定されている。
あらゆる栄光を手にした名将リッピがそれをやるのは当然としても、(指導者として若く経験の浅い)クリンスマン監督が気持ちは思いきり高ぶらせながらも頭脳はクールにそれができた、というのはえらい。やっぱり、イタリアやドイツというぶ厚いサッカー経験、知識と知恵、つまり文化が底にあるから、新しく地位についてもすぐそういう「塊」を引き継げるのでしょう。
あるいは単なる左サイドバックが狙いすませばゴール逆サイドネットをGK越しにシュート回転で撃ち抜ける。これもそういう「塊」のぶ厚さで、感心しました。
ああ日本がそこまで行けるのはいつの日か。
いやでもわからんよ! スーパーカーブームの頃ははるか彼方にあった欧州に、わずか15年で追いついたからな日本車は!

ナイスバウトでした。
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2006年07月02日

クォーターファイナル(W杯)

いやちょっと木曜の夜から歯痛が酷くてのたうち回ってます。治療には2度行ったのですが今もすごい違和感に苦しみつつ。TV観るのもフラフラです。

・ドイツ 1-1 アルゼンチン(PK4-2でドイツがSF進出)
いやー、ペケルマン監督のミスでしょう。どうもね、ユースあがりとかコーチあがりは人を大事にしすぎて時に勝敗を忘れる。
要するにアルゼンチンというチームはリケルメ専用チームで、それはまあ選択ですからいいんですけど、リケルメはロボットではないので不調にもなればケガもある、「リケルメでないとき」用のなにかを考えて置くのが将の筋ではないかな。「ゲルマン魂相手に1点差で逃げ切りを図る」というのがそもそも甘い。サビオラ、メッシ、アイマール、リケルメを替えるときに切れるカードはよその国がヨダレ垂らすほどあって、(もちろんカンビアッソもすばらしい選手ですが、オフェンシブな選手という意味で)それでディフェンシブな選手を切るのは両軍に与えた精神的影響が大きすぎる。クレスポを替えた理由もさっぱりわからん。

あと戦術的にはそうね、なにが違和感ってアルゼンチンに高速カウンターアタックが無いのね。ちょっと調べるとカウンターとウィングを否定したのがペケルマン・システムだったそうで、それで全部納得がいきました。
まあそれも選択だけど、ブラジルは世界一カウンターが上手くて、やっぱり「勝つために」は手段を限定するのはよろしくなく、(重点をどこに置くかはそれぞれだったとしても)、それもやっぱり、ペケルマンさんは「教育者」だったんじゃないかなあ、と思ったり。
このチームをカペッロみたいな勝つことにしか興味ない監督に率いさせてみたかったです。

ドイツは、まあ、その隙をちゃんと突ける、というのが、偉い。
レーマンも、あのCL決勝のスーパーミステイクを完全に忘れてるのが、偉い。

「あたりまえのことをあたりまえにできる」のが超一流の証ではないか、と最近思います。
ドイツはそれができて、アルゼンチンはそれができなかった。

・イタリア 3-0 ウクライナ
順当といえば順当ですが、スコアほど圧倒的な差があった試合ではないです。イタリアはヤバイシーンがいくつもあったし、得点シーン以外の侵攻シーンはあまり思い出せない。それもいつもどおりといえばいつもどおりですが。ま、ただ、地力の差歴然ではあって、結果に異議は無し。ウクライナがんばりました、拍手、という試合。
トニが目覚めたのがイタリア的には大きい。肝心のトッティとピルロが不調で、ジラもさっぱり、アレックスも前回出撃時にはなにもできなかったと言ってよく、つまり攻撃手段が全くなかったのですが、これで放り込める。両サイドはともに好調なので、こうなるとイタリアは強いよ。トッティをジョーカーに残してトニとインザーギの2トップとか。
ドイツはこのイタリアを叩ければ、逆山からなにが勝ち上がっても勝てると思う。ただ、このイタリアは強い。強いというよりも、「らしい」。そして今大会は「らしい」方が勝ってる気がするので、この憎たらしさ、ボールポゼッション40%でもワンチャンスをものにして相手の気持ちをガックリ砕く、「らしい」イタリアはなかなかの強敵です。

・イングランド 0-0 ポルトガル(PK1-3でポルトガルがSF進出)
これもエリクション・逆マジック(笑) ただ僕はもちろんイングランド人ではないので比較的冷静に観られますが、つまりこのチームでヘタにパス回したりするよりはキック&ラッシュがよくて、エリクション監督は間違ってはいない、と思います。だって、創造的なパスで敵陣を切り裂けるタレントなんか居ないもん。
ただ、結局最後まで成り立たなかったジェラード&ランパードのダブルボランチ、これを捨てられなかったのが大きい。最後ちょっとだけやりましたが、ハーグリーブスとランパードのダブルボランチの方がよく機能してたように思います。最初からこのダブルボランチでクラウチをトップ、ジェラードをトップ下、というやり方ならあるいは……というタラレバを思いたくなるほどもったいない。
しかしコダワリつくしたその二人が、ハートの強いその二人が揃ってPKを外したのが象徴的すぎました。

これは酷な評価ですが、ベッカムを消耗しつくしたのも、ルーニーの退場も、PKで負けるのも、この試合運びなら予想されるリスクであって、そのリスクに対して脇が甘かった、という気はする。エリクションはラツィオの指揮を執ってる時なかなか勝ちきれなかったのですが、その原因はこの「読み手の浅さ」じゃないかな。ベッカムが居なくてルーニーが退場して、それPK戦へもつれこめ、とそれに向けたシステムをさささっと整備するのですが、「イングランドPK弱い」という点をすっかり忘れてる。
たぶんすごく頭がいいのでしょう。だから「今」を解決しすぎる。

しかしポルトガルも文字通りの「肝心要」のデコを欠いた試合を勝ちきったのは大きい。フェリペ監督の偉いところは途中やったC・ロナウドの1トップが成立してないと見るやすぐ諦めたところで、ヒディンクの指揮を見てても思いますが、名将というのは「自分のアイデアにも固執しない」という冷徹な評価システムを持っているようです。

ただ、そんなに強くない。要するにボール回してるだけで、結局フィニッシュはなにもない。つまり「ボールを回してる時に崩す」というアクションがないと点が獲れないのです。穴熊で守られると手の施しようがない。だからC・ロナウドとかフィーゴ、ボール持って崩せるタレントが育って、デコ、膠着を一発で切り開ける選手に換えが効かないのかなあ、と思いました。
パウレタってFWはパリSGで確かシーズン20点以上獲ってるFWなのですが、その実績に比して低評価にすぎ、その理由は「こういう時に一人でなんとかしてくれなさそう」ではないかなあ、と思ってみたり。事実60何分で1トップを降ろされた。そう考えると、確かにクラウチよりはルーニーの方が辛いときになんとかしてくれそうではあり、エリクションの選択は間違ってないかもしれぬ、などとも思う。

・フランス 1-0 ブラジル
前戦で自信をつけたフランスがヴェテラン揃いらしい落ち着いた試合運びでブラジルを熨した試合。この試合でもロナウジーニョを2トップの一角で使うというパレイラ監督の決断が明暗を分けた感じ。確かにロナウドとアドリアーノの「不動の」2トップでは強敵相手にしんどいのは最初からわかってることですが、だったらやはりどちらかとロビーニョではないかなあ。ロナウジーニョはボール持ってナンボなのでFWをまかされた時間が無為でした。
よくわかんないのがどの放送見てもロナウジーニョの得点力について言うのが多くて、いや、あの人にとって得点力は大きすぎるおまけじゃないですか。バルサでFWって表記されるかもしれませんがあそこはウィング3トップなので4-5-1の左オフェンシブがかなり前目に陣取ってるみたいな感じであって。直前のポルトガルもC・ロナウドを最前線で張らせたりしましたが、ポルトガル語圏にはなんかそういう「一番巧いヤツが一番前」みたいな欲求があるのかしらん?

言うても詮無いことですがロナウドが居なかった方が結果は良かったかも知れません。豊富すぎるタレントも難しさを運んできますね。

試合を追うごとにフランスが98っぽくなってきました。あの時も4-2-1-3もしくは4-2-3-1で、ジダンが1トップ2ウィングを指揮する感じでしたが、その感じが戻ってきた。右のリベリーが特に好調で実に従順にジダンのサポートに走り回ってます。あの時に比べてさらに守備的ですが、ゆえにブラジルを相手にしても点が取られそうにはなく、これは固い。
ブラジルとは逆に、さほど強くないがゆえにワンプレーも試合運びも丁寧です。そこが印象的。

・準決勝展望
ドイツ v イタリア
ポルトガル v フランス

ドイツは全般的に好調で自信もつけてきてます。特に2トップと攻撃的な選手がいいので、早めの先制点でイタリアを引きずり出したいところ。対するイタリアは当然守って守ってカウンターですが、トニの目も醒めたようですしドイツDFラインはいまひとつですし、それでOKでしょう。おたがいの持ち味が出そうな試合で、どちらがリードしても最後の一瞬まで目が離せません。
勢いでドイツかなあ。でもイタリア男は雰囲気に呑まれる連中ではないので、難敵です。

ポルトガルはいかにガチガチのフランスに対し主導権を握り突き崩していくかがポイントでしょうか。あんまり様子を見すぎるとフランスは1チャンスで点獲れるチームなので、先制されてさらに守られる悪循環に至ります。やはりキーマンはデコ。両ウィングに頼りすぎると、両翼に強いフランス守備の思う壺です。深めからヴィエラ&マケレレゾーンを飛ばすようなパス、これで。
あー、ただどっちかというとフランスは左がちょい弱くて、そこがC・ロナウドの担当なので、そこが蟻の一穴になるやもしれぬ。
チームバランスはポルトガルの方がいいと思いますが、意図はフランスの方が鮮明です。「決める」アンリとジダンを持ってるという理由だけでフランスかな。

決勝がドイツ v フランスになってしかも勝ったりするとドイツ人大喜びなんでしょうねえ……
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