2008年11月28日

燃料電池車

「化石燃料の次はピュア電気自動車でしょ」
とわたくし普通に思っておりまして、
燃料電池車なんて打ち上げ花火だと思っていたのですが、
どうも風向きが変わってきました。
ホンダが特に熱心なんですが、
FCXクラリティ、
これをあなたアコードと言ってよ、
という格好良さです。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081125_38168.html
これもう走るだけならごく普通に走れて、
一般人を募集抽選した試乗会でも
音もなくカッ飛ぶその走りは未来そのもの、
と絶賛でした。
燃料電池車にもいろいろございますが、
これは「水素」をタンクにチャージして、
そこから「水の電気分解」の逆をやって、
水素と酸素(空気)から電気と水を取り出す。
つまり走行中、水しか出ませんから、
ピュア電気自動車にも負けずパーフェクト・クリーン。
まあ問題は水素のチャージですが、
ご存知の通り工業材料・資材として
水素そのものを売ったり買ったり運んだりするのは
現在でも行われているわけでして、
全国のガススタンドに水素タンクが設置されるのは
簡単ではないにせよ、
たとえばホンダのディーラーとか、
限られた場所を用意するだけなら技術的ハードルは低い。
なによりこの子のカッコよさ、
これにつきますな。
「欲しい!」
と思わせるところから、
すべての技術は普及が始まるのです。
メーカーのweb見ましても
http://www.honda.co.jp/FCX/concept/index.html
パッケージングに無理なところがなく、
航続距離も620km(10・15モード)と十分、
あとコストと実証実験で現れてくる様々な問題点を潰していけば、
ある日突然CMに現れて日本中をパニックに陥れた
ASIMOのように、
5年後ぐらいに突然市販されるかもしれません。

バッテリなんですね、要するに問題は。
バッテリ、というか「蓄電」システムがなかなか進歩しないので、
ケータイから原発まで、
みんな困ってるわけです。
モーターを電気で駆動すると、
クルマの可能性がバッと広がるぞ、
というところはみんなわかってるわけですが、
その電気をどう持ってくるか、
これが難しい。
現状最も普及しているリチウムイオン系では、
高価で体積が大きくて、とてもとても。
今もっとも市販に近いピュア電気自動車が
三菱のiMiEV(アイミーブ)だと思いますが、
これでも130kmぐらいの航続距離しかない。
(動力性能自体はガソリン車を上回るほどなのに)
溜めておけないならなにかで作るしかなく、
ハイブリッドはガソリンエンジンで発電して、
燃料電池は水素で発電する。
まだもう少し、ピュア電気自動車には時間が掛かりそうです。

水素を蓄電に使うアイデアは、
たとえば家庭で、屋根を太陽電池にして、
昼間作った電力を水素の形で保存して
(水を電気分解して)
夜使う時は逆をやって電気として取り出す、
クルマで使う時は水素のまま持ち出す、
そんなトータルのシステムへ発展していく可能性も持ってます。
そこまでやると、ノーCO2システムですからね。

ただ今現状での問題点は、水素そのものが
ガソリン/軽油に比してそんなに安くはないこと。
(高くもないらしいです)
いくら環境意識が高まっているからといっても、
ユーザーはそのへんシビアですからね〜。
やはり水素システムの肝は製造・貯蔵・運搬などの
インフラですな。

ただ技術というのはある日突然、
本命ではない技術がポッと現れていきなり
そっちへ流れてしまう、そんなことが起きえます。
世界中のTVが液晶になるなんて、
15年前には考えられなかったことですよいやホントに。
29型ブラウン管が「金出すから引き取ってくれ」
26型液晶のいいのが10万円で「お安くないわよ?」
そんなもんです。
ある日ふと気づくと、みんな水素で走ってるかもしれない。

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2008年11月24日

新型アクセラ・セダン

土曜日に定例会があったのですが、
その昼起きるとなんか耳がおかしい。
特に右だと思うのですが
チューニング周波数がズレちゃったような感じで、
低いエアコンの唸り音みたいなのが強調されて
耳に飛び込み、ぐわんぐわん反響してます。
耳鳴りともちょっと違うような?
人と話してる時は
意識が人の声に集中するからか消えるんですけども。
耳なのか脳なのか(笑)
風邪の症状の一種かなぁ。
他にはなにも出てないのですが。

ということでクルマ続きで申し訳ないですが
新型アクセラですよ!
http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2008la/20081120_38148.html
アクセラは前身のファミリア時代から
3or5ドア・ハッチバック車と4ドアセダンの作り分けの巧いクルマでして、
今回もセダンカッコイイですなー!
最近の流麗方向の風潮に背を向けた
思い切りハイデッキがステキ。
5ドア車でデザインのバランスを取ると
4ドアセダン作った時に「トランクを背負わされた」感が強くなってしまい、
(例:歴代ゴルフとそのセダンバージョン(ジェッタ・ヴェント・ボーラ)まあこれはもう伝統なので「この無理矢理な感じこそが欧州の合理性!」という熱烈な「ゴルフ・セダン」ファンも居る)
逆にセダンに色気出し過ぎると肝心の3/5ドア車が
頭でっかちな感じになってしまいます。
(例:カルタス・クレセント。明らかにセダンとそのステーションワゴンでバランスが取られているにもかかわらずなにを思ったか3ドアバージョンが存在しており、クルマ後半が食いちぎられてるようなかなりビックリするプロポーションです)
ガラを張り替えればいい話ではなくて、
中の骨格とかパッケージングも影響してくるので、
なかなか難しい。
デザインチームの腕の見せ所です。
アクセラ(ファミリア)は7代目(アスティナのあった代)
あたりがいいかんじでしたな。
3/4/5ドアどれもいいバランス。
あれのセダンはプチ190Eという感じでとてもカッコ良かった。

今回のトピックは久しぶりの「欧州感」溢れる
ハイデッキデザインというのもありますが、
2.5の直4、
これに注目したい。
もうね、欧州勢が1.4とかにターボとかなんとかかんとか
トランスミッションもなんだ、デュアルクラッチがどうとかこうとか
こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょしてる
このご時世にズバンと大排気量4気筒、
それに6MTでござるよ。
やっぱクルマはこうでなくちゃ(笑)
結局その、
エンジンでもミッションでもブラックボックス化して
とにかく要求された力が要求した時に出る、
その方向へ極端に向かうか、
エンジンやミッションを保守的というか
コンベンショナルにして、
あなたが操っている機械ですよ、
という方向へ向かうか、
どっちかですな。
マツダはなんといってもZoom-Zoomですから、
「走る楽しさ」=操る楽しさ、
の方向で行こうと。
それはそれで見識だと思います。
バイクの世界がそれに近くて、
中間車種が非常に弱含みで、
大排気量車やオフローダーみたいな趣味性の高いものか、
スクーター。
もうアクセラのサイズでも趣味性を訴求していかないと
これからの時代はムリだ、
というのがマツダの判断ですね。
クラス考えると猛烈に装備を奢っているのもその現れでしょう。
本気で3シリーズやA4と張り合うつもり。
究極言ってしまえば、
クルマなんか乗らないのが最もエコなわけですから。
乗るなら、効率とか考えずに、
楽しく・そしてカッコよく乗りたい、と。
排気量2500というと6気筒でも作れるサイズですが、
一般的に同じ排気量なら
6気筒車の方がスムーズで上品ですが、
4気筒車の方がパンチがあります。
大排気量4気筒FF車好き(狭いな)としては、
ぜひ乗ってみたい。
初代プリメーラとか好んで乗ってた人が、
「ああっ」
とか言っちゃったクルマじゃないですか?
小さくて、パワフルで、セダンであると。
昔ゃそんなクルマがたくさんあったのさ。
ギャランのターボとか、ブルーバードSSSとか、
シビックフェリオにSiR、ファミリアにもターボ4WDがあり、
カローラにさえ、「GT」というグレードがあった。
もちろん日本の市場では台数は厳しいと思いますが、
「さすがマツダさんわかってらっしゃる!」
とまた一台、クルマ好きが喜びそうなモデルです。
5ドアだけじゃなくて絶対4ドア2500にも
MT用意してくださいよ!

しかしこの顔、えらい笑ってますね。
いいことです。

(追記)
初出時アテンザの2500をV6と書きましたが、
直4でした。おわびして訂正します。
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2008年11月22日

新型Z

Z来ましたよ新型。

http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2008la/20081120_38143.html

Zというのは特別な……
というか、なんといいましょう、
一種おのれの「世界のある」クルマでして、
Zは「Zというジャンル」のクルマであり、
他の何者でもありません。
日本車でそういう「世界」を求めると……
まあ定番ロードスター、それとレガシィぐらいですかね。
そしてセンチュリー。あ、ジムニーもそだね。
とにかく、Zは、
「スポーツカー」とかそういうジャンルではくくれないのです。
戦闘力だけでいえばGT-Rの方が遥かに上。
見せびらかしグッズという面ではムリしてでもポルシェでしょうよ。
でもね、
Zは、Zなんです(笑)
「スポーツカー」という概念を拡大したクルマ。

大昔は、みんな真面目だったので、
スポーツカーは本当に「スポーツ」カーだったんです。
それこそ本当にそのままレースに出れるクルマ。
その時その時最も高度なエンジンやパーツを使って、
全身これスペシャルなクルマ。
当然大変に高価であり、非常に扱いづらく、
普通の人には手が出ない。
そこへですね、
量販車のパーツを使ってとても安くとても扱いやすく、
しかしカッコばかりはどんなスポーツカーよりもカッコイイ、
そんなヤツが現れりゃ、そりゃヒットするでしょう。
それがZなんです。
もちろんそれを堕落と言うこともできます。
偽物だと言うこともできます。
しかし、
スポーツカーの民主化だとも言える。
スポーツカーの市民革命だとも言える。
アメリカ人は既存の価値観をぶち壊してくれたようなものに
非常なリスペクトを持ちますから、
Zは今もアメリカで本国日本よりも強い支持を受けているのです。

Zはその歴史と伝統、
その中で築き上げられてきた様々な伝説。
たくさんの先輩達が注いだ愛。
そういうものを全部引き継ぐ、クルマなのです。

あのサイドウィンドウの切り方なんかまさに
初代240Zがモチーフですな。
しかしちゃんと先代33型からのモデルチェンジでもあって、
継続性も持っている。
この記事の途中のあたりに先代と初代の写真ありますが、
新型だけ見てるとちょっとエグめに感じるのに、
先代の写真を新型見てから見ると、
ずいぶんもっさりしてます。
これね、
ホイールベース縮めてるんです、100mmも。
クルマの格好良さは、基本ディメンジョンで決まってしまいます。
ヘッドライトのデザインとか、そんなものどうでもいいの。
機能を表すスタイルであることが肝心。
スポーツカーの機能とはなにか。
「走りそう」
クルマでその感じを出すには、つまり
幅広くて(トレッドがホイールベースに対して広くて)・
低くて・そしてタイヤがごつい、
そうすると、カッコイイ。
(その最もピュアな姿がスーパー7ですな)
だから、先代と見比べると、
タイヤが四隅にバン!と張って、
ホイールベースのキュッと締まった新型は、
見違えるようにスポーティなんです。

んでまたこれ別にエンジニアリング的には
GT-Rみたいな凝ったこと
なん〜〜〜〜〜〜にもしてないので、
安くあがるんです。
基本コンポーネントもエンジンも、
スカイラインで使ってるもんをちょちょいと弄ったもんだし。
向こうで約3万ドル、
こちらでもまた現行の330万スタートに近い数字でしょう。
Rの半額以下ですよ。
いやもう今330ったら安いクルマですからね。
クラウンなんか買えないですよそんな値段じゃ。
アルファードとかハリアーとか、
そんなんでもグレード選ぶ必要ある。
レガシィの一番いいのにこちょこちょっと
オプションつけるとそんな値段です。
そんな値段であーた、
憧れの、
Z
ですよ。
Z+ムーブとかね、そんなカーライフもありだ、あり!
もうな、BMWの3の一番安いのとか、
なんだ、アウディの1.8のターボとかな、
もうそんな中途半端なことやってる場合じゃない!
Z行けZ!

と、人を煽るのは簡単だ。
やっぱり2座スポーツカーというのは、
持つのに勇気が必要でしてね(笑)
そういう、
「あっ、これを買って維持しようと決意するぐらい、
 この人はスポーツカーが、いや、
 Zが好きなのか」
というところも含めて、
クルマ好きはZドライバーを尊敬するのさ。

大物が素直な進化をしてくれると、
本当にホッとします。
Zは日産の、とか日本の、というよりは、
世界のスポーツカーの非常に大切な財産なので、
いつまでもこんな調子で、
「Z」であり続けてもらいたい。
男の子達の憧れであり続けてもらいたい。

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2008年11月04日

F1・ブラジルGP

鼻ずるずるで頭痛が痛かったのですが、
信念を曲げバファリンを投入してまで観ました
F1グランプリ最終戦inブラジル。
いやぁ、おんもしろかった〜。
放送最後に実況解説二人して
「だからF1はおもしろい!」
と絶叫してましたが、
まさにそんな展開でした。

ざっくり状況をご説明しますと、
ハミルトンとマッサに年間総合王者のチャンスがあり、
今回マッサ1位ハミルトン6位以下でマッサの逆転優勝。
で、マッサ、ブラジル人でして、インテルラゴスは
少年の頃から走ってるコース、1度勝ったこともある、
ポールポジション、もちろんどホームで万雷の応援、
ライコネンが予選3位に来たようにクルマ問題なし、
そもそもマッサは逃げが得意、
つまり普通にやれば勝つのはまあ勝てる。
しかしハミルトンも異様にリタイアしないドライバーで、
ハミルトンのアクシデント・リタイアはなかなか祈れない。
そうもうこれは、
ハミルトンの内なる心理戦といいますか、
「5位以内キープでいい」
という微妙な心理状態でどう戦うか。
そして事実、この心理こそが終盤のドラマを生みました。

話変わりますが僕は、
スポーツの世界でヒーローを「作り上げる」というのが
好きではなく、だものでハミルトン本人には特になにも思わないのですが
(まあミハエルもセナも若い頃はあんなぐらいの鼻っ柱でしたよ)
オール・ブリテンでムリクリから彼をヒーローにしようとしてる雰囲気、
これが去年からイヤでして。
(ハミルトンもマクラーレンももっといえばF1取り仕切ってるのもブリテン人)
だもんでマッサを応援しとりました。

レースはスタート前に雨が降りタイヤを替え、
上がったので各車早めにドライに戻す、
というイベントはあったものの順当に進み、
マッサがトップを、ハミルトンは4位〜5位あたりをキープします。
ところが、
このままハミルトンが総合優勝か、と思われた終盤、
雨が降ってくるんです。
タイヤ替えないと滑ります、しかし替えるとタイムロスです。
残りあと6周。
結果的には上位陣全員がタイヤ交換したので
有利不利はなくなったのですが、
ここでトヨタのグロックが賭けに出る。
そのまま走ることでポジションを4位にあげる。
これでハミルトン5位、後ろにはベッテル。
しかしこのセバスチャン・ベッテルが!
21歳の超期待の若手なのですが雨がヤケクソに強い。
ドライでも戦闘力あるトロロッソのクルマにさらに鞭を入れ、
みるみるハミルトンとの距離を詰め遂にチェッカーまで残り2周、
ぶち抜いたんですこれ。
才能ある人間もただの人間、
「人がプレッシャーに負ける瞬間」を目の当たりにしました。
スピンすれば確実に終わりですから、
そうしないよう走って、抜かれた。
これでハミルトン6位、このままならマッサが逆転優勝。
うぉおおおドラマーーーー! マッサこのままいけーーー!
と、思っていたら!
最終ラップ最終コーナーですよ。
マッサ1位確定、アロンソがライコネンが来て、
映像がベッテルとハミルトンに切り替わった瞬間、
前におっそい白いクルマが……
トヨタだ! グロックだーーー!
ドライ・タイヤが持たなかったんですな。
これをベッテルとハミルトンがパス、
ハミルトン5位すべりこみ、
年間優勝。

まあ、結果だけ見ればね。
「なるべくしてなった」結果でしたけれども、
そこに至るドラマは痺れました。
伝説のモナコのセナ・マンセルもリアルタイムで観てて
「1秒も目を逸らせない」
という経験をしましたが、
この最後「あっ、雨降りそうです!」という予報が
入ってからの終盤10〜15周も、そんな感じ。

はてさて、
ハミルトンはこのままミハエルを超えるような
凄いチャンピオンになるのか。
はたまたマクラーレンの戦闘力だって永遠ではござんせん、
苦境苦難は必ず訪れます。そこを乗り越えることができるのか。
優勝した車両保管場で流すマッサの涙は美しかった。
あれを見て奮起しないフェラーリのスタッフはおりますまい。
モチベーション戻り気味のライコネンと共に、
跳ね馬の逆襲が楽しみです。
アロンソ、クビサ、そしてベッテルと「勝てる」ライバルが
増えてきたのも楽しみの一つですねぇ。
来年は車両レギュレーションがガラッと変わるそうで、
大地殻変動が起きるかも知れません。
コンストラクターズの方では、これが楽しみ。
ホンダなんて今年まるまる捨てて来年向けを開発してますからね。
もお言い訳はできませんぞ。

ま、一年に一度ぐらい、こういう
「うおおおおおお」という瞬間が訪れるので、
(去年だと琢磨がアロンソをぶち抜いた瞬間)
F1観るのは止められないんですよ……
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2008年10月10日

CarWatch

僕はインプレスWatchシリーズの大の読者なのですが、
「CarWatch」の創刊には意表を突かれました。
http://car.watch.impress.co.jp/
いや家電はPCやInternetから派生するのはわかりますが
(インプレスは元々アスキーから独立した一派)
クルマとは。
ですがそれ故に「好きだから・知りたいからやってる」という
いい記事が期待できそうで楽しみです。
現にこの記事
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081001_37840.html
なんか面白かったです。

Watchシリーズはライバル媒体に比べてその
「編集力」が魅力でして、
一日の始めまた終わりにさらさらっと読むのに適した量、
しかしぎゅっと凝縮され必要なものを落とさない質、
まさに「編集」こそが雑誌の命ひいては情報のプロの生命線だと
思い知らせてくれます。
私も気になる記事の時は他の媒体も検索しますが、
Watch以上の情報が手に入ることはまれで
結局Watchだけ見てればいいわ、てな感じ。
もちろん、そういう時にはさまざまな情報に
囲まれて過ごす時間そのものが幸せなので、
玉石混淆でもたくさんたくさんあった方がいい、
という好みもあると思うのですが。

パリ・モーターショーが開かれています。
フランクフルトと交互開催、
欧州勢のお膝元だけあって力が入ってます。
この記事とか。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081003_37859.html
私個人的にはルノー・メガーヌが気になります。(記事中段あたり)
特にこのスポーツバージョンはヤケクソにカッコイイですな。
流行りの小排気量過給エンジン(1400ターボ)
も日産と共同開発ってことはそうおかしなものではないでしょうし、
目にも鮮やかなフレンチ・ブルーの、
そういう小排気量スポーツバージョンを
MTで転がしたりしますと、
往年の名車アルピーヌA110のようで……
えっ、ごぞんじない。
Wikipedia引きなはれ。
便利な時代だな……
実はルノー、ゴーンさんが「アルピーヌ」の復活を宣言しており、
GT-Rも復活させたお方ですから
きっとやるでしょう。
この黄色い競技用版がカッコだけでもそのまま市販されたりしたら
悶絶しちゃうクルマ好きは多いと思いますぞ。
日産の手を入れうるなら4WDでええんではないですかね。
懐かしのパルサーGTI-Rですよ。
ああ。
完全に私事ですがPEUGEOTとCITROËNには乗ったことがあり、
あとRENAULTに乗ればフレンチ大三元完成でござる。
プジョーは日本でのイメージよりずっと保守的なクルマです。
良くも悪くも。堅実ですが古くさくもある。
シトロエンは唯我独尊。
自分の世界を作り上げており、それが気に入るかどうかだけ。
……ってなことをエラソーに言えるのもそりゃ
1台なりとも乗ったからで、
これであとルノーに乗ると
「ああフレンチ? ちょっと語ろうか? ボンソワ?」
なんてカッコイイじゃん!

今はそんな若者めっきり居なくなったそうで、
もうゴルフ(VW)ですら中古値段無いそうです。
僕が若い頃は蕎麦屋のバイトのあんちゃんが
お金貯めてR32GT-Rを買って乗って潰してたもんやけどねぇ……
今のお子はなんに使こてんのん?
それが不思議やねん最近。
いや、クルマに使えなんて言いませんよ絶対言いません。
それは最も無駄金です。
でもそれとか、飲み会とか、スキーとか、麻雀とか、
まあ我々の世代には愚かな金の使い方がたくさんありまして、
そういうのもあんまり聞かないし……
貯金?
いやまあ、それだったら素晴らしいことなんですけど。

日本に直接関係するところでは、
ホンダのインサイト(ハイブリッド)かな。
インパネ見てるとどうもベースはシビック、
価格は200万を切るともっぱらの噂。
見た感じ十分ありえます。
プリウス唯一の弱点は値段で、
やはりあの車格、コロナ/カリーナクラスと考えると
100とは言わないまでも70〜80万高くて、
そこを覆せるので、もしそれで出たら
大ヒットの予感。
フィットも売れまくってますしねぇ……
えっ? プリウスそっくり?
しょうがないねんって、ハイブリッドは電池をね、
トランクの下(後席後ろ)に積むしかなくって、
そこへ積んで実用的なトランク(あるいは荷室)を用意するためには
お尻持ち上げる必要があって、
で、ああいうルーフラインになるの。
むしろホンダもオトナになったなぁ、というか、
20年前のホンダなら「プリウスに見られなくない」と意地張って
変なことして自爆してるところでした。
そういうの最近無くて、ちょっと寂しくもあるけれど。

他にも6代目ゴルフのお披露目とか、
ランボのバカみたいな巨大4ドアセダンとか、
いろいろ見所多いです。
posted by ながたさん at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2007年04月22日

'07 シビック・タイプR

試乗してきました。
いや、オデッセイを初回6ヶ月点検で持って行きましたら
そこに停まっており。
「乗ります?」
「野来刑事」

まずとってもカッチョイイ。
チャンピオンシップホワイトが
まるでこの色をまとうために生まれたように似合う。
シビックはこのクルマがまずあって、
標準車をおとなしく仕上げたかのような錯覚に。
ホンダDNA、いやシビックDNAですな。
真っ赤なブレンボに黒/赤のバケットシート、
アルミのシフトノブに楕円形のステアリング、
プッシュボタンスタートにレッドのメーター。
おなじみの文法ですが、それだけにすっかり触れた瞬間
「タイプRだー!」
とスペシャルな気分が盛り上がります。
強いですね、ブランドができてる、っていうのは。

タイプRは先代インテRもデビューしたてに
乗ったことがありまして、
その時は正直申しましてピンと来ませんでした。
回るのは間違いないけど
モーターのように一人で回るK20A、
デフが強すぎるのか大きめの交差点ですでに出る
ステアリングのフリクション、
脚は思ったほど固くないのですが、
だからってレスポンス良いという感じでもなく……
クーペのくせにヤケに背の高いベース車
インテグラそのものにもあまりピンと来ず、
うーん、という感じ。
その前の、初代インテRはもっとカリカリカリカリしてて、
ホントに「ハンドメイド・スペシャルマシーン」という感じが
とても良かったので、
(オプションのエアコンなんかもレース用の赤字品と聞いた)
「オトナになっちゃったのね」
という感じがちょっぴり残念でした。

で。今作。
その先代インテRの欲求不満なところがずいぶん無くなってて、
いい感じ。
まず動き始めると脚がガッチンガッチン。
ここまでせなあかんか、というぐらい固くて、
お腹の脂肪がぷるぷる揺すぶられます。
んでもおかげでステア入れたときのレスポンスは
びゅっ、と「横瞬間移動」という感じで、
FFとかFRとかこだわるのがばかばかしくなるような
キレ。
K20Aは「これターボだっけ?」と思うような
急激な盛り上がりを魅せつつも
しかし街中で4速35km/hからノッキングも起こさず
加速する抜群のマナー。
さすがiVTEC。
5年前のK20Aとはまるで別物。
もちろんRPMクレイジーなところは健在で、
ちょっと目を離すと4000回ってます。
こんなもん「慣らしは3500回転までで」とかたぶん無理。
おおげさに言えばバイクの加速感です。

シビックも今や巨大なクルマで、
4540×1770もあるのですが、
このタイトな操縦感覚のおかげで
「シビックを着る」、とまでは言いませんが、
そうね、スキーウェア着てるぐらいの感覚ではフィットします。
もっと小さいクルマを運転してる感じがしました。
なによりウェイトが1270kgしかないのが効いてると思います。
(1270もあって「しかない」というのも時代ですが……)
やっぱり人間の身体性からして、
いかに強力なエンジンや凝った駆動系を用意しようと、
スポーティに走ろう、と思えば、
車重は1350kgぐらいが限界ではないかなあ。
たまたまか運命のイタズラか、NSXやGT-Rは
このへんに収まってましたよね。

それでいてベース・シビックから4ドアセダンとして
落ちる部分はほとんどなく、トランクも後席も大きく、
音も振動も割と平気。
さすがにこの乗り心地では
ファミリーカーには難しいかと思いますが、
汎用性はイメージよりずっと高いです。
僕でもクラッと来た。
これで脚がもうちょいだけ柔らかくて、
タイヤももうちょいだけコンフォートだったら……
自転車のレーサーに溝のある丈夫なタイヤを履かせて
街乗りで使うように。
そうやって乗りこなしてるとカッコイイでしょうね!
これが283万っていうのは、バーゲンプライスですよ。
日本ってところは相変わらず天国です。

クルマがどんどん安楽な方向へ家電化してるなか、
久しぶりに「機械を操った」という気分が高揚しました。
この気持ちを起こさせるものを、
スポーツ・カーと呼ぶのかも知れません。

シビックは、死なず。
posted by ながたさん at 01:01| Comment(2) | TrackBack(0) | クルマ

2007年03月26日

F1開幕だー

うをー。
F1の開幕戦ライブで見ようと思っていたのに見逃した。
せっかくでかいテレビで堪能しようと思っていたのに……
深夜でいいじゃん……
愚痴る前に「番組表」を使いこなせ!

よくなる一方のモノや技術を使いこなせてないながたです。
こんばんわ。

ホンダが異常に遅いんですがあれどうなってますか。
(エンジン供給先の)スーパーアグリより遅い
ってそれどーゆーことですか。
あれもながたと同様、なにかを使いこなせていないのですか。

勝って勝って勝って勝って勝ちまくった
第二期を知ってる人間としては、
どうしてもう何年も何年も経ってるのにああなのか
よくわかんないんですけど、
エンジンだけでもなんとかならんもんですか。
よその3倍パワーがあるとか。
それとも今のF1はエンジンは、空力やシャシーなどの
トータルパッケージの一部に過ぎず
以前ほどエンジンでは差が出ないんでしょうか。

来年からカスタマーシャシーがOkになるそうですが、
いいと思いますよ。
なんでもいいから決められたレギュレーションの中で
一番速い、というのがわかりやすいと思います。
プロトタイプカーが一番盛り上がったときって、
そうでしたよね。
V12NA対V8ツインターボとか。
以前から言われてますが、燃料のトータル熱量だけ決めて
(軽油やガスでもOK!)
走らせ合うのがよいのではないですかね。

あんまり突き詰めると
ワンメイク・レースみたいになるのですが、
そこはそれマシンの差もF1の楽しみの一つなので、
そこはほらいろいろあった方が楽しい。

TVで見てますと似たようなクルマが並んでて、
どうしてあんなに差がつくのか不思議に思うかもしれませんが、
あれねえ、実車見るとねえ、
ぜんぜん違うのねえ、
これが。
オーラが違う。オーラが。
いやほんとに。
フェラーリとかぴっかぴか。
に比べればミナルディ(もう無いですが)走ってるところなんか
どう見てもポンコツ。
「……これは別カテゴリーのクルマですか」
と思っちゃうぐらい。
コーナー前でブレーキングしてシフトダウンして、
「パパン!パンパン!」
とバックファイアが鳴るではないですか。
あの音からしてフェラーリの音は
乾いたまさに金管楽器のようないい音で、
ミナルディのはエンジンが壊れそうな音。

逆にあれ生で見まして、
亜久里さんや右京さんの偉さを痛感しました。
僕ならこんな勝ち目ゼロゼロの戦いなんかやりたくもない。
あれですよ、たとえばね、
イタリアのセリエA上がり立ての
おらが村の地方チームでもね、
ユヴェントスを倒すことはあり得ることなんです。
0-0で粘り倒して事故みたいなセットプレーで
1点もぎ取るとかね。
こないだ降格ゾーンの高原のフランクフルトが
バイエルンを破りましたな。
あんな感じで。
でも、ミナルディがフェラーリを破ることは
ほぼ100%無い。
「勝てない戦い」を続けるモチベーション、
これがすごい。
だって、繰り返しになるけど、
野球の万年最下位球団だって、年に40や50は勝つわけで、
「勝つ喜び」は一応あるではないですか。

F1に限らず、モータースポーツの良いところでもあり
悪いところでもあるのがここで、
「人ではどうにもならないファクター」
に、どう人が立ち向かって行くか、
これが面白い。
ある者はチャンピオンをめざし、
ある者は1勝をめざし、
ある者は完走をめざす。
それぞれのプレイヤーが、だけではなくスタッフの一人一人が、
「自分の目標」
に向かって真摯に努力を重ねるその多様性、
これこそが面白いのです。

できるだけイコール・コンディションにしようとする
アメリカンモータースポーツでも、
結局、いや、イコールにしようとすればするほど、
チームやマシンの微妙な差が、
決定的な差となって効いてくるんですこれが。
確かに強いドライバーが勝つんだけど、
強いドライバーの居るのはたいてい強いチーム。
結局、スポーツは相対関係ですから。

今年のスーパーアグリは昨年よりも遥かに戦闘力があり、
琢磨がポイントを獲る姿も見れる期待大です。
てなことでホンダとトヨタとスーパーアグリそしてブリジストン
さらに琢磨が戦ってるF1、
を今年もひそひそと観るつもり。

クルマは日本の特産品の一つですぞ。
posted by ながたさん at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2007年03月02日

顔の見えるクルマ

今月のMagXを読んでましたら、
新型スカイラインが割と好評だったのですが、
中でも目を引いたのは開発リーダーが
「実験屋の間ではかなり知られた存在」
だそうで。

いいですね。
僕思うんですけど、クルマに限らず、
そろそろ電化製品とかもですね、
映画みたいに「監督」がプロジェクト・チームを
作って作るのがいいかもしれません。
デザインは誰(もしくはどこ)
チューナーは誰(もしくはどこ)
とか全部スタートからオープンにして。
「次のスカイラインは○○さんがリーダーで
 △△さんがデザインチーフで、
 ××さんがサスやるらしいよ!」
という感じ。
もちろんなんとなれば社外の力も借りるわけです。
フリーの大御所みたいな監督も生まれれば、
スターチューナーも生まれるでしょう。
今でもポイントポイントで借りるそうですが、
そういうのをオープンにしてさ。

「クルマ好きなら知っている」じゃなくて、
ちゃんと顔を見せる、のです。

まあつまり、責任持たせようってことです。
監督のみならず、そうなると会社の責任もハッキリするし。
「あの人使ってこれって、なんぼ予算ケチったんや」
とか、そういう判断もできるじゃないですか。
もちろん消費者も判断しやすい。
もう今ミドル級のセダンとか、
なにをもって選んでいいかわからんではないですか。
なんとなくカッコで選ぶぐらいしかない。
それが、
「ああ、※※さんの作品なら使い勝手間違いない」
てな具合に。

そういう意味では、僕は「家電Watch」で
http://kaden.watch.impress.co.jp/
開発者がガスガス表に出てくる
(引っ張り出されてくる)のは
とてもいいことだと思います。
さすがインプレス。
すくなくとも、名前と顔を出して嘘はつけない。
デザイナーズ・ケータイとかもそうですよね。

これだけ「モノ」のクオリティが上がって、
普段使う分にはどれ選んでも差し支えないとなると、
次に人はなにで選ぶのか考えれば、
それすなわちやっぱり「ひと」かなあ、
と思ったわけさ。
服とか、日用品だって、最初は実用品だったものが、
今ではひとの名前で選ぶではないですか。

もちろんその方向とは逆に、
「ウォルマートで買った『なにか』」
って方向もあると思うんだけど、
それはちょっと面白くない、
ような気がしたりしなかったり。

まあ、それはともかく
あの厳しい「総括」が注釈つきとはいえ
「国産セダンならベストちゃうか」
とまで言うぐらいですから、
いいクルマみたいですよ、V36。
posted by ながたさん at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2007年02月11日

BMW335i

また畏友(おそろしいとも)O君から電話が。
「最近買ったマンガないですか」
「最近……てりてりおさんの『めがね学校』」
「エロマンガはいいんです」
「なぜエロマンガだとわかった」
「そんなタイトルの一般作あってたまるか」

あるかもしれないじゃん、ねえ。

「まあ何が言いたいかと言いますと
 BMWの3のクーペはいいですなあ」
「いいですなあ。
 こないだ道で初めて生で見て思わず
 ヨダレ垂らしちゃったよ。地面まで。
 いいサイズなんだ、あれが。ちっちゃくて」
「あれ4発のMTやっぱり入ってくるらしいですよ」
「なぬ!
 それ450とかだとイカれる愛すべきバカ続出って感じですね」
「ええもう、大学生の頃E36の318iSを見て
 『きゅん☆』となった連中が」
「しかもその辺は今独身なら小金持ってそうだしね」
「クーペ好きをうならせるような、
 頃合いのいいクーペ無かったですからね」

ちなみに今はおたがい、
私はオデッセイ彼はコペンという
きわめてノーマルなクルマに乗ってますが、
私はプレリュード彼はR33スカイラインという
クーペ歴がありまして、
「クーペの良さ」
は多少わかっておると自負しておりまっする。

クーペって、贅沢なクルマなんです。
その贅沢さがいい。
でも、贅沢って、難しい。

えとね、説明難しいんですけど、
「『クーペであること』に、意味があってはいけない」
ですね。
Zなどのように、スポーツカーとしての運動性能を
求めた結果、2ドアになった。
これはちょっと違う。「クーペ」じゃない。
アウディTTとかもね。
プジョー407やメルセデスの大きいのみたいに、
ラグジュアリーのために贅沢のために
運転席助手席2人のために2ドアになった。
これも違う。
「贅沢でしょう?」なんてのは、
贅沢でもなんでもないんです。
逆の方向、今はもうほとんど無くなっちゃったけど、
サニー・ルキノとかミラージュ・アスティのように
ドア2枚少ないからシンプル、そして安い、アメリカで言う
「セクレタリーカー」(って今でも言うのかな)
これもまたちょっと違う。
それじゃ4枚の方が偉くなっちゃうじゃないですか。
あ、もちろん屋根なんか開いたらクーペじゃないです。
それはカブリオレというジャンルのクルマ。
屋根空いちゃったらみんなそこへ目がいくので。
すごい脚線美持ってても、バスト120cmLカップとかいうと
みんなそこ見るでしょ?
デルソルとか、今のソアラもこっちかな。
これも、違う。
とどのつまりは、
「なぜかドア2枚」
というのが、最高の贅沢なんです。

「意味がない」これ以上の贅沢がございましょうか。

少し前なら2代目レジェンド(3.2L)のクーペ、
あれは異常にかっこよかった。
アメリカ本国では6MTや黒外装白内装なんかがあって、
地団駄踏んで悔しがったものです。
今のプジョー407はかなりラグジュアリーなので
もひとつ萌えないのですが、
406クーペはクリーンで良かったです。
BMWでも、6というのはそういう伊達クーペで、
5がフォーマルスーツなら6はカジュアルジャケット、
って感じだったのですが、
今の6はかなりラグジュアリーになっちゃって
お金の臭いがするのでイマイチ!

繰り返しますが
「お金持ちっぽいでしょう?」
っていうのは、ぜんぜん金持ちじゃないんです。
「お金なんか関係ないですよ」
ってうそぶくのが、ホントの金持ち。

できれば専用ボディじゃなくて、
ベースセダンがある方が
「意味無く2ドア」感がより出ていいです。
そういう意味では新型スカイライン(V36)の
クーペも期待大。

ソアラ、セリカ、レビン/トレノ、サイノス、
プレリュード、インテグラ、アコードにシビックのUS、
シルビア、レパード、コスモ、SVXにFTO、
クーペ、みんな滅んじゃった。
クルマに対して多感な時期にこういうステキな連中を
たくさん見てた我々クーペ好きとしては、
寂しくてしょうがないわけです、よ。
ああ宝くじ当たらないかなあ……買ってないけど。

「でもこれの黒とかハカイダーって感じで、
 正義の味方である僕にはあんまり似合わないかも!」
「ながたさんいつも悶え苦しんでますもんね」
「毎回志穂美悦子のボタン外して喜んでる君よりマシだ」
「誰が長渕剛ですか」
「じゃ僕は親友の桑田佳祐で」
「♪トンボー」
「♪ツナミー」

クルマ談義は時間を忘れます。
posted by ながたさん at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年11月08日

Odyssey, Odyssey.

1ヶ月1000キロ走った簡単な印象などを。

これ、かなりモノのわかった人(チーム)の作品、という感じがすごくします。
ヒット作に恵まれず出世はしてないけど、
社内でも「あああの人なら大丈夫だ」と信頼されてるような人が。
単に妄想ですけど。

テーマは、ゆるさとぬるさ。

「ジャパニーズ・ミニバンの元祖」だったはずが、
3代続く間にいつのまにか、かなりニッチな市場向けのクルマになってしまいました。
もっとちゃんとした箱としてはステップワゴンがあり、
V6プレステージが担ってた上級版にはエリシオンがデビューし、
3列目が緊急用でいいなら軽快なストリームがあり、
もちろんコンサバなステーションワゴンならアコード・ワゴンがあり、
なんだかよくわからないポジションのクルマです。

そう。
よくわからないがゆえに、「ここにしかない」という世界がある。

具体的には、幅1800mmと高さ1550mmが生み出す変に広々した、
でも広すぎない空間。
ビッグセダン系とも、大型ミニバン系ともまた違う、妙な居心地の良さがあります。
アメリカンセダンの、カムリ/アコード/トーラスクラスとか、
ちょっと近いんじゃないでしょうか。
大きいクルマというと、高級感があるか、バカに広いか、
どちらかにその「大きさの理由」を求めがちですが、
どちらでもなく、ただ普通に広い。
そこがいいんです。
高級感なんて、だって、誰にでも必要なもんじゃないでしょう。
広さも、ある広さから先は広さのための広さですよね。
だってフィットだって4人きっちり乗れるんだもの。
だったら、「このぐらいで」というクルマがあっていいと思います。

そのへんの「理由のなさ」が気に入るか気に入らないか、
で、このクルマの好き嫌いは分かれるんじゃないかな。

走らせればあの図体から想像できない身のこなしの軽さです。
まさにホンダDNA。
家族を持って「でもミニバンはなあ……」とお思いの若いパパさん、
オデッセイがございますよ。
うちのMでもその気になれば活発ですから、アブだともっとじゃないですかね。
エンジンはまあ、そんなめちゃな加速ができる力は持ってませんが、
踏めばちゃんと回ります。
ハンドリングは軽快。
取り回しも、あのサイズとは思えないぐらいには小回り効きます。

燃費は、満タン計測なので適当ですが、
街中でいい加減にやっつけると6km台。
高速オンリーみたいな走り方すると11km台出ます。
CVT車にはECONボタンというのがあって、
これ押すと街中でも7kmぐらいにはなるかなあ。

今のクルマとエンジンとミッションって、
かなり大型車でも80km巡航みたいな条件を揃えれば、
11kmや12kmは出るみたいですね。
街中が辛いのは、ストップ&ゴーの負担と、アイドリングの浪費。
だからここを潰せば大型車でも燃費は抜群に良くなるはずだ……
というのがトヨタのエスティマのハイブリッドで、
あれ全域で11kmぐらい出るらしいですね。
2tになんなんとするあの巨体で。それはすごいですよ。
(ただし、経済性方向だけでハイブリッド車を考えると、
 標準車との価格差を埋めるには相当の距離数=年数乗る必要があるので、
 一概に「お得!」とは言えません。
 それ以外の、希少性とか乗る満足とか面白さとか、そういうのは別)

ナビがいいのは散々言ったとおりですが、
まあ、ナビはどのクルマでも最新の社外品をぶちこめばいいわけですから。

で、マイナスの点は、というと、まず
「荷室の作りがあまりにおざなり」
ま、基本7人乗りでサードシート出しとけ、
というのがホンダの言い分だと思いますが、
畳んだ時にトノカバーはおろかフックもネットもなん〜にもないので、
ちょっとなんというか、かんというか。
だからって2代目レガシィみたいに凝りたくったトノカバー&ネットを作ってみても、
ほとんどの人が使わないどころか「めんどくさい」とか「邪魔」という市場ではあるので、
しょうがないといえばしょうがないんですけどね。
「ダブルフォールディングを面倒という客がいるから背もたれ倒しにする」
という市場ですからね、日本は。
ステーションワゴン的に使いたい方は、そのへんが問題になるかも。
サードが出るのがいいか、荷室を荷室として使えるのがいいか、
で選ばれると良いかと。

あとドライバー席の可倒アームレストが出してるとどう考えてもステアリングに当たる、とか、
カップホルダーが鳴る、とか、
マットやインパネで浮いてるところある、とか、
細かいところはいろいろありますが、
まあいいや。

そうそう、三角掲示板を置くスペースがない。
ブースターケーブルと牽引ロープはスペアタイヤ周辺に埋めたのですが、
三角掲示板置くところぜんぜんなくて、
これ荷室に放り出しとけというのか、と。
CR-V(初代)なんか、バックドアに専用収納スペースありましたよ?
……と、好事家に聞くと鼻で笑われて、
「今、三角掲示板載せてる人なんかいませんよ」
なんと。
まあ確かに発煙筒もあるしハッチバックの場合
ガバッと開ければそれで目立つんですけどね。
そうか……時代はそういう時代なのか。

あと、テレスコが欲しかった。
でもこれは僕の体型の問題なので(腕が短く脚が長い)
ほとんどすべてのクルマでテレスコが欲しくなります。
アクセラにもついてるご時世ですから、ぜひ全車標準で……
それとヒーテッド・ミラーね。
あれきわめて有効な安全装備なので、あたりまえのように装備して欲しいところです。

でも、このへんは根源的な問題点ではないので、欠点とも言えないかな。

結局、まとめて言えば、オデッセイの良さって、
「どんなシーンでも対応できるユーティリティ」
かなあ。

酔っぱらった大人5人(もちろん僕は飲んでませんよ!)で移動も平気、
高野山へ向かう山道をハイペースで飛ばしても平気、
新御堂なんかの都市部をたらーっと流しても快適、
ホームセンターへ行って庭仕事用の土を満載しても平気、
「フレンドリー」の狭い駐車場でこねまわしてもなんとかなり、
百貨店の駐車場でメルセデスEあたりの横に駐めても存在感なら一切負けなし、
そのくせ、自己主張強く「私が私が」と前へ出てくるデザインと個性ではないので、
たとえばスウェット上下でも乗れるし、ブレザー姿でも違和感無し。
じゃ目立たないかってそんなことなくて、
あの背丈であの容積って実に「変な」プロポーションなので、
好き者にはシルエットだけで「あ、3代目オデッセイだ」とわかってしまう。
その背丈で立駐にも入るし、乗り降りもすこぶる楽。
価格も維持費も内容考えれば実にリーズナブル。

……うん、だからやっぱり、モノのわかった人が、
日本市場専用になってみんながちょっと目を離した隙に、
好きなようにつくって、それが当たってる、
そんな感じがします。

で、こういうクルマは、狙って出てくるもんではないので、
次のオデッセイがこのいい感じを持ってる保証はゼロ。
特にホンダは、せっかく手にしたいい感じを一代で失うのが大の得意なので、
次はたぶん、たとえ魅力的なオデッセイがデビューしたとしても、
ぜんぜん別の魅力だと思います。

だって……
「テーマはゆるさとぬるさです」なんてこと口が裂けても言えませんからね。
社内的にも、もちろん社外的にも。
でも、「ここちよさ」って、そうじゃない?
温泉、「ぱきぱきに熱い」とか、「効能はこう!」とか、
「誰それが浸かった湯」とか言いやすいわけです。
けど、それが温泉の良さかっていうとぜんぜんそうじゃない。
「はぁ〜……湯ったり」
って「かんじ」じゃないですか。
それを理解してて、それを実現できるチーム、っていうのは、
やっぱりプロだなあ、と思いました。

探せば、こういうクルマはまだ他にもいくらかあるような気がします。
アテンザ(マツダ)とか、スイフト(スズキ)とか、そんな香りがしますね。
目立たないけど、乗ってる人大満足、という。

とりあえず、僕はオデッセイ大満足です。
6台目のクルマ購入ですけど(新車は5台目)、
1ヶ月経過の時点ではいままでで一番満足。
お恥ずかしい話ながら、はじめて1ヶ月より1000キロが先に来ました。

慌てて選んだクルマが大ヒットだったことで、
人生観もちょっと変わっちゃいましたよ。

……なんて言ってても、時と状況が変化すれば、
また違うクルマに乗って「○○最高ー!」って叫んでるかもしれません。
ただ今の瞬間を、今の状況なりに、楽しんでいけたらいいな、と思います。

さて、夜中の散歩に行ってきます。
今日は神戸でもめざそうか。


(付録)
いろいろ買った小物。

・ASIMOストラップ(「ツインリングもてぎ」オンラインショップ)
http://www.twinring.jp/onlineshop/onlinepro/index.jsp?category_id=ASIMO

バンダイが作ってるだけあってデキはばっちり。

・エファロン(脱臭剤)
http://www.rakuten.co.jp/healpat/500227/622406/

これが噂の匂いのする脱臭剤(笑)でも脱臭能力そのものは結構あります。

・零三式コーティングポリマー(ハセガワ)
http://www.hasegawa-model.co.jp/JITU/JITU.html

ぬめっ、としたフッ素系の艶で、好き嫌いは分かれると思いますが、
コーティング能力は高い感じ。作業性も悪くはないです。

・ES防水ボディカバー(ツール王国)
http://www.rakuten.co.jp/tool-oukoku/426970/426975/426992/#504680

これは掘り出し物! この値段でこのぶ厚さ! よそだとたぶん2万円級!
……でもオデッセイには丈が足りずにあごが出ちゃいます……

あとはレインXとか、ナビ用のSDカード-PCカードアダプタとか、
このクルマ用の携帯電話接続コードとか、そんな感じ。
今悩んでるのは、DC-AC変換器と、FMトランスミッタと、DVD/TVが走行中見れるキット。
あと、できればいつか、アルミは履かせてあげたいなあ……
posted by ながたさん at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年10月23日

CVT

もうちょっとだけCVTを真面目に考察。

オデッセイはCVTです。もちろん当方CVT車は初。
山走ったり高速走ったり幹線道を走ったり街中うろついたりして、
ようやくわかりかけてきたんですが、
つまりCVT車って、
「ミッションやエンジンを意識しない」
のがいいみたい。

MTはもとより、コンベンショナルATでも、ドライバーは
「だいたいこのギアでこのエンジン回転数ならこのぐらいの力(=加速)が出る」
というのを無意識にでも把握しながら走ってるもので、
だから軽く勾配がついた時に、
キックダウン寸前の踏み込みで徐々に車速をあげていく、
なんて芸ができるのですが、
CVTの場合それは成立しにくい。
車速とエンジン回転数とギア比に、
フクザツな制御がしかも無段階に入っているので、
もう人間の手に負えないのです。
だから、こっちがヘタに考えるより、
アクセルを増速スイッチだと思って、
スピード欲しい時は踏む。
エンブレとか期待せず、
車速落としたい時は減速スイッチつまりブレーキ。

昨日も書きましたが、えらいバーチャルというか、
ともちょっと違うのですが、
ブラックボックス化されてて、
構造とか理屈は忘れて、人間は「現象」に対してだけ入力を考えろ、
という設計思想です。

まあ、正しい方向性だと言えば正しい方向性かも。
(いずれモーターになるとギアという概念もなくなるでしょうしね)
でも、「操ってる」感はちょっと減ってさびしいかな。
いや、加減速そのものとステアリングに集中できる、と前向きに考えるべきか。
カメラがオートフォーカスになったように。

そういう走り方をすると、CVT侮れませんよ。
具体的にはアクセル多めに踏む。
じわーっと、じゃなくて、
「スピード出すで!」とクルマに意志を告げる。
で、あとはクルマが勝手に考えてくれる。
このクルマの場合ステアリングもそうかな。
ゆーっくり丁寧に、ではなくて、ある程度大きめに「切るで!」と切った方がいい。
(ホンダ車昔からそういう傾向があるのですが)
もちろんアベレージ燃費など表示しない!
どうも燃費も、効率は勝手に考えてくれる、ので、
極端な急加速を繰り返したりしない限り、
あんまり変化ないみたい。
運転よりも走行シチュエーション(山だ、とか街だ、とか)
で決定的に差がつく様子で、
変にエコラン意識してストレス溜めるより、
踏んだ方がよさそう。

webでオデッセイ(しかも豪華型Lタイプ)でサーキットを激走し、
シビックをぶち抜く動画など見てますと、
ああ、なんでも機材やないねえ、腕やねえ。

各社使い慣れてきて、
CVTといえどもコンベンショナルATに比べ
圧倒的に効率がいいわけではないことがバレつつありますが、
(ベルトを押しつけるのにパワー喰うのと、
 結局トルクコンバーター入れないと操作フィールに違和感が残るので、
 そこでも効率落としてるらしい)
それよりも、こういう、
「もう細かいことは考えるな」というセッティングを出しやすいので、
中小型車はCVTになっていく流れでしょう。
操るのが好きな人にはMTを用意すればいいわけだし。

だもので、「CVTかあ……」と拒否反応出さずに、
上記のような「CVTなりの」乗り方をしてみると、
また違った魅力が見えるかも。
posted by ながたさん at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年10月14日

軽くなければ。

お大師さん参り
母がちょっと喉を痛めてるので、
お参りがてらちょっと神気づいてる私、
お大師さんへ。
高野山奥の院。
大阪からですとR309→R170で河内長野を経由して
R24をちょっと走って山越えはR371。

このR371が曲者で。
めちゃワインディング。
深夜で対抗無かったからいいようなものの、
1.2車線が続いてひぃひぃ言いました。

今見たらR370で西から迂回した方がよくないこれ?
途中出現するR480ってのがヤバげですが。

それはともかく、
深夜のお大師様には当然人気もなく、
戦国武将の墓など横目にさくさくとお参り道を急ぎます。
駐車場からなら1kmしかないので、歩けます。

覇を競った戦国大名達が仲良く
「お大師様お大師様」とこどものように
土の中に収まってる様を見てますと、
真の偉人というのはこういう人を言うのだな、と。
駐車場に近い方が新しいお墓で、
新明和の社墓?があって、
ロケットが突っ立ってました。
やりすぎです。
でも、こういうものも許しちゃう懐の深さ、
というか、許される気になる、のが
弘法大師のよいところ、ですねえ。

お参りしまして、お賽銭は奮発して1000円。
小銭入れクルマに忘れました。
「ほんのちょっとでいいのでその力分けてください」
と人類の平和を祈っておきましたよ。

そうやって必死で拝んでると
背後からおばちゃんがヌッと出てきて、
本気で双方ビックリしました。
孔雀王でも出てきたかと思た。

おまいりしたはる人いたはるのです。
午前2時。

んでまた帰りナビと相談しても結局
「橋本まではR371」というのをナビ様お譲りにならないので、
来た道まっすぐ、いや、くねくね帰りました。
ま確かにそのR480を除くとあとは南に向かって一路
高野龍神スカイラインしか無いんですけど。

まさに天上界です、高野山は。

このナビ様ねえ、びっくりするほどアグレッシブで、
めちゃめちゃ精密な誘導を心がけるので、
逆に困ることあります。
母を病院に連れて行ったら、
裏手から細い道通って駐車場真正面にわざわざ誘導してくれたのですが、
駐車場改修中にて大迂回。
街の真ん中で「ここでUターン」とか平気で言うし。
そりゃその交差点は確かに転回禁止ではないですが、
結構な交通量がですね……
コツは「話半分」。

で、たっぷりジャパニーズ・ワインディング走って思ったんです。
重い。
私今オデッセイにメロメロなんですが、
実際前車ホンダ車3台どれと比べても良くできてると思います。
技術も進歩してるし。
でも山道は、しんどい。
これが橋本に降りて、立派な幹線道路をまっすぐ突っ走るとなると
俄然元気を取り戻して、
矢のように突っ走る。

つまりですね、慣性なんですよ、慣性。
重い・大きいボディを前後左右に姿勢変化するさせる、
これがつらい。
トルキーなエンジンがどうのとか、ミッションがどうのとか、
そういう問題じゃなくて、
大きくて重い物は動き出しにくくて、動き出すと止まりにくい。
それだけのことです。
物理の時間に習いましたね。

てなことで。
車重1500kg超えたら、スポーツカーなどと名乗ってはいけませんな。
R32GT-R(1430kg)やNSX(1350kg)がスポーツを名乗れたのは、
あのウェイトだったからで、
それでも、あんなスペシャルなエンジン積んで、
4WDとか4WSとかミドシップとかアルミボディとかおもっきり小細工して、
当時最高のタイヤ履いて、ギリッギリ。
エンジンその他を量販系+α程度で行くなら、できれば1t前後でありたい。
(逆に言うと、車重さえ軽ければエンジン等々はなんでもいい)

だから……今売ってるポルシェもフェラーリも、
BMWのM5もメルセデスのSLも、
全部ダメ(笑)
福野礼ちゃんが雄叫びを上げ続けている理由がよくわかったよ。
スポーツカーたるもの、軽くなければ。
「軽いと有利」とかそんな甘いもんじゃなくて、
人間の感覚からいうと限界点があって、
それが1500kgぐらいではないか、と思います。
これを超えると、制御不能な感じがしてくる。
2tのものを300馬力で動かすのと、
1tのものを150馬力で動かすのでは、
たぶん、圧倒的に後者が気持ちいい。
(もちろん、前者は慣性が働き続ける特性があるので、
 まっすぐな道をおっとり走り続けるなら、前者がいい)

「軽さ」を志向しない時点で、
「運動そのものの気持ちよさを楽しむ」
スポーツカーではない。
それでも巨大でパワフルな自称スポーツカーが多いのは、
それはその方が売れるからです。

ポルシェなどその昔914という、志の高い
ミドシップ・ライトウェイトスポーツを作ったのですよ。
軽く作って重量物真ん中に集めて、エンジンなんかVWの
量販物で充分だと。
これが商業的に大失敗。
そんなもの誰も欲しくなくて、
ポルシェといえば「速いの」が欲しかったわけです。

あのメーカーは一応「軽くなければ」は意識し続けてはいるので、
今の巨大な911をベースに軽量化したモデルもリリースするし、
ボクスターみたいなのもやりたがるし、
まあ、そのへん、「大変ね、あなたも」という感じですが、
思い出すのはBMW。
あのメーカー、軽量化についてはさほどこだわらない。
マツダがロードスターのスペシャルを出す時は
まずなにかを剥ぎに掛かりますが、
BMWがZ3やZ4のスペシャルを出す時は
まずでかいエンジン。
つまりあのメーカーどこまで行ってもエンジン屋。
あるいは、まず「アウトバーンをぶっ飛ばす」ところがすべてのスタート。

だからF1でエンジン供給者(コンストラクターの)獲ってないですよね。
あれだけ節目節目でパワフルなエンジン供給してもダメなのは、
つまりクルマ全体で考える思想が無いから、では。
逆に言うと、BMWから軽いヤツが出てくると目が覚めたって感じかも。

ということで今日本で一番のスポーツカーといえば未だにやはり、
マツダ・ロードスターでしょうな。
あっ。
ごめん、ダイハツ・コペンだ!
MR-Sも……
まだ生産してるよ……

それか、スイフト・スポーツとかデミオのスポーツグレードとか、
あのへんまで。
もうその上となるとしんどいですね。
クルマ最近めちゃくちゃ重くなってるので、
シビックが今1240kgもある。
そうなると200馬力級(当然トルクもそのぐらい太く)のエンジンでないと
言うことを聞いてもらえないのではないかな。
たとえ強引に、であっても。
前述のGT-Rは2600のツインターボ、
NSXはホンダ渾身の3000V6VTECですからね。

以前山道をADバンで飛ばしたことがあって、
その時「なんて気持ちいいんだ!」と思いましたが、
あいつら空車だと軽いですからね。
エンジン低中速重視だし、加速重視のギアリングだし、
特にリアの脚が硬めだし。

RX-7があれほど売れないながらも熱狂的なファンを抱えて
あの期間生産できたのも、
あの軽量化への意識=スポーツカーであらんとする意識、
が、最後まで衰えなかったからかな。
7乗ってた人は8見るとフクザツでしょうね。
欲しいのは、コレジャナイ。
無くなるよりは、いいけれど。

スイスポがそこそこ売れてるのは、
乗って走って「これこれ!」と思い出した人が多いからかもしれない。
むかしは、そんなのがいっぱいあった。
シビック3ドア、スターレット、レビン/トレノ、ミラージュ、パルサー……
ぜんぶ、居なくなった。

1tそこそこのボディに150馬力のエンジン。
黄金比かも。
ピュアスポーツ、っていうなら、
それをエンジンそのまま、750kgのボディにする。
だってシティって2代目でも680kgしかなかったんだぜ?
で、今にいたるもジムカーナでは無敵。
やってやれんことではないです。

なーるほどなあ、とドライバー歴15年目にして初めて実感した真実。
ええもう、セカンドカーはロードスターで決まり。
もちろん屋根はソフトトップで!
あっ。
ごめん。
ホンダ党としては、忘れられないちいさな黄色いクルマがある。
もう車齢10年超えてるのに平気で100万近くするおバカ・カーが。

がんばってきーぼーどをたたこう。

ま、うちのエレーナは、でっかい道をぱーっと走ると
気持ちいいのです。
適材適所。
なりに。
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2006年10月11日

ナビ雑感

ナビ話の続きです。

ま。
クルマ業界と家電(PC)業界とでは
あまりに進歩(変化)のスピードが違うので、
しょうがないといえばしょうがない。
だって現行オデッセイ3年目ですから、
このタイプのメーカーオプションナビというと、
もう少なくとも4年前の技術で、
その時すでにそこそこ枯れてて
「10年使える」というレベルでないと車載には厳しい。
家電みたいに1年で壊れても顔しかめて
舌打ちしてくれるだけでは済まないのです。
(以前ウチにあったCR-V、メーカーオプションナビ積んでましたけど、
10年最後まで動きましたよ。第二阪奈も開通してない地図でしたが……)

このナビは通信機能もあって、
各社の携帯電話とケーブル一本でつながるのですが、
FOMAはダメ(笑)
そりゃ、4年前の基準で考えれば、
こんな新しい機種買う人が全部FOMAなんて
状況は考えにくいですしねえ。
あの頃だったら規格そのものがうまく行くかどうかすら
微妙だったし。端末だってぜんぜん魅力的じゃなかったし。

FOMAに繋ぐにはそのケーブルの他に
I/Oデータが出してるBOXが必要で、
これがまた12000円と結構なお値段するんだ。
一応、デュアルネットというサービスがDoCoMoにはあって、
月315円だかで、
PDCとFOMAを切り替えつつ同番で使うことができます。
PDC端末なんか家に一個や二個転がってますから、
これを乗せっぱなしにしておけば……
と調べてみれば、このサービスをスタートするには、
切り替わる方から番号を発信してネットワーク暗証番号を入力する。
まさかクルマに乗るたびにそんなことをやってられるわけもなく……
(もちろん降りるときには逆の作業が必要)
アコードのメーカーオプションナビはBluetooth対応なので
そのへん実にスマートで、クルマに乗るだけで通信スタート。
でも、日本では、BT対応の携帯がそもそも選択肢がとても少ない……

というか、こういうのこそケータイのキャリアがクルマメーカーに食い込んで、
通信ユニットそのものを供給して、
納車時に設定すれば特に意識しなくても携帯の延長で使えるように……
っていうのはクルマ屋的には手離れが悪いので嫌がるのかな。
そこが故障した時のメンテとか、手に負えないしね。

……と、調べてみれば、WILLCOMがそれっぽいことを。
接続カード4200円(キャンペーン中、通常は8400円)
+1年間「定額」で11550円!
(ただし携帯を使うわけではない・音声通話はできないので、
ハンズフリーとかそういう芸はできない)
これは四六時中クルマで走り回ってInternavi活用する人にはいいな。
むー、こういうのこそプリペイドがいいんだけどな。
エンジンONの時間だけ消費されていく、とか。

……で、調べてみれば、言うてもPHSなので、
圏外を走ることが多いクルマには微妙みたいで、
「解約した〜」「入らへ〜ん」との声も多い。

まあ、まだちょっと先ですか。
ブロードバンドで常時接続で、
最新の地図や状況が降り注ぎ続ける日々は。

それでもホンダのInternaviの基本思想は実にサイバーで、
http://www.premium-club.jp/
走ってるクルマ同士がお互い連絡しあってナウな道路情報その他を共有しあう。
すれ違う時に
「あ、この先工事してんで」「え?マジ?ほなちょい迂回するわ」
一歩間違えれば集団人工知能ですよ。
あれ。「コブラ」で出てきた宇宙からレーザー撃つシヴァの女王。

もうそこまで来てる、
という感じはします。

あ、余談ですが、ちょっと聞いてくださいよ。
いくら家電に比べれば古い(枯れた)デバイスを志向するっつっても、
ナビの液晶の質がヒドイんです。
接続アナログでやってるみたいで、フォーカスぜんぜん立ってない。
そしてグラデのCG表示させると雄々しいほどのマッハバンド。
7-8年前出始めのポータブルDVDプレーヤーとか、
そんなものの方がまだマシなぐらい。
しかも! ピクセルが正方形じゃないんです。
500×240の画像を壁紙に設定できるのですが、
鼻歌歌いながら作成して貼ってみて
縦長になったのでひっくり返りました。
TV/DVDも見れるのですが、
はっきり言ってアナログTV放送は論外で、
(まあガラスプリントアンテナですし……)
音声が楽しめるとか笑点が楽しめるとかそのレベル、
DVDなんかVHS。

もちろん最初に掛けたDVDは「風の谷のナウシカ」。
ユパ様!

いや、「ナウシカ」だからVHSみたいなんじゃなくて、
「ロード・オブ・ザ・リング」でもそうなの。

あーしかし環境DVDとして掛けるなら走行中も(見ないにしても)絵が出てる方がいいよねえ……パーツ、ヤフオクで2500円だけど(要するにパーキングブレーキを見てる線を切る(常に掛かってると認識させる)だけなので、それを切った中間延長コードみたいなのを噛ますだけなので、安い。ちなみにナビ操作の方は車速を見てるようで、その小細工は通用しない(逆に車速ゼロなら当然パーキングブレーキ掛かって無くても操作できる))この作業はわたしにゃちょいと荷重。ディーラーだと15000円ぐらいのナイショ作業になるのですが、まあ、10000なんぼ取られてもしょうがないかな、というちょい面倒な作業でした。まあしかしこの画質では積極的に見るというものでもなし、どうせ馴染のDVDしか掛けないだろうから音出てればシーンの想像つくし、要らんといえば要らんのだが、「できることができなくされている」のはなんとなく悔しいし、実はDVDが見れるって言うことは録画したTV放送が見れるってことで(HDD-DVDレコーダ経由)がばちょとソースの量と質が増えるってことだし……

そんなこと調べてたり悶えてたりしたら、土日が終わりました。

クルマの本質とは全く関係がないのですが、
いや、むしろ、
こういうことがクルマの本質の大きな部分を喰うように
なってきているような気はします。
クルマメーカーやクルマ好きの気持ちとは裏腹に。

最新の社外ナビは地デジチューナーついて
35万とか40万とか、
目を見張るほど高価なガジェットなのですが、
(それをまた車体本体価格100万ちょいぐらいのヴィッツに付けたりする)
ま、確かに、遊び甲斐はあると思います。
昔オーディオマニアだった人とかだとひっかかりそうな
ゾーンです。
posted by ながたさん at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年10月10日

問:iPod(3G)を車載したいのですが。

弊! いつも時代を先取りしすぎるながたのお兄さんがやってきたz
もういいじゃないですかネットワークTVのことは。

いやね、iPodを車載したくて、いろいろ調べてたんですわ。
すると最近はすごいね、
シガーライターソケットからアーム出てて箱になってて、
そこのDockコネクタにiPod挿すだけで、
もうFMトランスミッターですぐ聞けちゃう。
面倒できちゃない配線も無い。とてもスマート。
たとえばこれ↓
http://store.apple.com/0120-APPLE-1/WebObjects/japanstore.woa/wo/1.RSLID?mco=B34CFCA&nplm=TH398PA%2FA

これだと操作が……という方にはリモコン別体型も同社から出てますね。

でも〜 
ほとんどがiPod mini以降〜
ウチの3Gでは……最近の洗練された周辺機器は……
バックライトでスイッチが赤くヒカルのめちゃカッコイイのに!
3G最高!

次の世代(Photoとかの)からDockコネクタの規格がちょっぴり変わったんでしたっけ。
ボルテージが変わったんだったかな。
だから3G以前のは別売りACアダプタなんかでも対応してないことが多く……

ちくしょ、せっかく新車来たら、
バッテリのもう無いこの3GをHDDオーディオとして使ってやろうと思っていたのに!

新しいナビにはHDDが20GB載ってまして、一応、CDから音楽の取り込みもできます。
ただ、制限がきつくて、
・取り込みは等倍速!
 その昔はリッピングしてからエンコードしてたもんですが、
 この今ナウ等倍速はかなり厳しいですよ。
 もちろんその間すでに取り込んだ曲を聴いたりもできませぬ。
・mp3はコピー不可能!
 一応、mp3書き込んだCD-Rとかは読めて演奏もできるのですが、
 それをコピーするのはできません。
 「著作権が」と書いてある。
 自分でジャズ・クラブで演奏したベスト・サックス・ライヴ録音も取り込めないんですよ……

さらにはPCカード・スロットもございまして、
PCカード内のmp3も読める、と。
「それなら1GBぐらいのカード使えばシリコンオーディオになるじゃん!」
と勢い込んでみれば、
フォルダ管理もできない極めてプリミティブな「ただ鳴る」ってだけで、
緊急用というかなんというか……
まそりゃ鳴らないよりゃいいけど……
なんでこんな中途半端なんだ、
せめてCD-Rと同じぐらいの管理ができればだいぶ話は違うのに……

ということでやり方は2つ。

・mp3をwavに変換して音楽CDディスクを作って、それを読ませて取り込ませる。
・mp3CD-Rを懐かしいCDケースに入れつつ山のように持ち込む。

ガーッ!(ちゃぶ台をひっくり返しました。

ああもうええもうええ、音質は目をつぶってiPodでFMトランスミットや!
と思って探して見れば「3Gは対応してません」ラッシュですよ、ええ。

こらもう新しいiPodとトランスミッターをセットで買えという大物主神のお告げかな。
じゃこの手元の3Gはどーすんだ……

ポータブルオーディオ機器用の汎用FMトランスミッターなら、
ホームセンターやカー用品店で1680円とか、そんな感じです。
DCアダプタに本体が内蔵されてて、スイッチで周波数切り替えて、
機器からの入力はヘッドホン端子で、というお気楽な仕様。
割り切ってこういうのでもいいのですが、
うちの子はバッテリがもう無いので、そうするとiPod用のDCアダプタか、
もしくは汎用のDC-AC変換器を使ってさらにACアダプタ……

ぐふっ。

それ使ってShuffleつなげようかなあ……
でもそれじゃ普段とあまりにも変わらないし。
ええい、もうShuffleでイヤホンで聴くのが一番早い。

やめなさい危ないから。

最初に買ったクルマ、予算が尽きたのでカー・オーディオを取り付けませんでした。
電池駆動のラジカセを載せて、カセットを聴いてました。
懐かしい思い出です。
posted by ながたさん at 01:04| Comment(6) | TrackBack(0) | クルマ

2006年09月23日

新車来たる。

23日分はですね。
実は22日、新車が納車だったんです。
だもので、その生な感動をキーボードにぶつけ、
ホットホットな熱い想いをお届けしよう、
と思って空けておいたんです。

で。新車取りに行ったら。

それどころじゃねえやwww
blogなんか書く暇あったら取説読むねwww

すいませんでした。

モノはホンダ・オデッセイです。
色は白。パールホワイト特色31500円高のパンツ色。
グレードはM。160馬力の量販グレードです。

いやあ……自分がオデッセイに乗るなんて、
ひと月前には想像もしてませんでした。
買い換え決心から契約書に判子押すまでジャスト10デイズ。
話せば長いので、それはまた今度にでも。

もう自分のクルマになので、
自慢になっちゃいますけど、
いいクルマです。
それもですけど、
自分がこんなにオデッセイを気に入るとは思いませんでした。
6台買ってますけど、納車直後の嬉しさは今までで断トツ。
まあ9年ぶり、っていうのが一番効いてると思うんですけど、
それにしてもえらいはしゃぎっぷりで、
それが、自分で驚いています。

それもね、今回は、
自分がすごく欲しいものを買ったわけでもないのです。
簡単に言えば、クルマ壊れて、買わなきゃならなくて、
でも買いたいクルマなくて、
家族と相談して友人に尋ねて、
いろんな要素を加味して、条件をかいくぐって、
「ま、これで」
みたいに買った。
それなのに、えらい気に入ってる自分がいて、
それが可笑しい。

今でも信じられない。
オレが、白の、オデッセイ?

こんなこと言うと、いろんなところからお叱り受けるかも知れませんが、
お見合い結婚もいいな、とか思った(笑)

端的に言えば、
自分に合ってるから、楽しいわけですが、
自分に合う合わないって、
つまり、
好きとか嫌いとか、
執念とか努力とか、
そういうこととまるっきり関係が無いんですよね。
それは、決定的な「事実」としてそこに横たわるもので、
人間の力ではどうしようもない。

でも、それも、人間も変化しますし、環境も変化しますし、
永遠ではない。
合うと思ってる関係も合わなくなるし、
合わないと思っててもある日気づけば合ってるかも。

いやはや。

ナンバープレートは古い友人が見ればゲラゲラ笑うアホ番号、
最新のナビは後ろは見れるしラーメン屋は検索できるし便利便利。
ステアリング換えたいけど換えられないこととか、
iPod聞くにはどうしたらいいのかとか、
blogカテゴリひとつ作っちゃおうかって勢いで、
でもオデッセイなんかすでにいっぱいあるしな、
とか、今もう夢中です。

なんか、カラダが軽くなった。
いいクルマ、いや、自分に合ったクルマは、
ほんとに魔法の靴ですね。
家から遠く離れたガストで夜中の2時にこれ書いてるんですけど、
ぜんぜん、家にいるのと同じ感じ。
いや、明日萩へ行けと言われれば行きますよ、ってな勢い。

なんだろ、もちろん、前のクルマもめちゃくちゃ気に入ってて、
乗り味とか乗り心地、エンジンのトルクの出方なんかは、
ぶっちゃけエグの方がオデッセイよりよっぽどいいんですけど、
そういう問題じゃなくて。
靴でいうと、高い革靴大事に履いてて、
気に入ってて履きこなしてると思ってて、
でもある日事情でカジュアルなスニーカー履いたら、
これがばしぃっとフィットして、足が軽くなって、
「もう今から長居公園走っちゃうよ!」
ってそんな気分。

ま、1年経てば「オデッセイ合ってない……」とか言ってるかもしれませんが、
今は非常にフィットしてて(オデッセイですけど)、
いや、フィットどころか、
自分のカラダを遠く長く広く伸ばしてくれてるような感じがして、
Happyです。

ああ、これが「モビリティ」、クルマの本質、だと思いました。

エンジンもボディもデザインも色もナビも価格もプロモーションも、
すべてはこの、オーナーの足を伸ばすために。

15年、6台目にしてはじめて
「クルマとはなにか」
がチラッとかいま見えましたよ。
センスいい人ならすぐ見えてる・感じてるはずで、
やっぱ俺センス悪いなあ、
とぽりぽりこめかみを掻いてしまいました。

そしてこの一点で斬れば、たぶん「いいクルマ」が見えてくる。
伸ばしているかどうか。
誰のどこを伸ばしているか。

あ、そうそう、話変わりますけどウチのエレーナ
(色白で大柄で目が青いので……)
すごいですよ。人工知能搭載。
会話ができるの。

「エレ、そろそろ風も涼しくなってきたねえ。でもまだ道は照り返しも強いし他のクルマの熱も凄いし、夏の香りが残ってるかなあ(ここで発話ボタン)暑いね」
「設定温度を 一度さげました」

すごいでしょ?
posted by ながたさん at 01:35| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年06月17日

フラッシュ・ゴードン

ゴードン・マーレイといえば空前おそらく絶後のモンスター・スポーツカー「マクラーレンF1」のデザイナーであり、セナ・プロを擁して16戦15勝絶対無敵のマクラーレン・ホンダMP4/4のデザイナー。「鬼才」の異称がこれほど似合うカー・デザイナーは居ません。
森澤さんに「今月のCG、マーレイやで」と教えて貰って立ち読んだ。ごめん彰太郎先生今お金無くて。

なによりびっくりしたのはね。
新しい二種類の非常に魅力的な(1000万クラスのハイ・パフォーマンス・スポーツと、超小型コミューター)、そして彼ならば成し遂げるだろうと思われるカー・プロジェクトではなくて、
「未だにパソコンを1台も持ってない」

思わず顔がほころびました。
それってつまり、CADはおろかメールもワープロもパワーポイントも、そして驚くなかれwebもつまりblogもWikiもSNSも2chも(笑)使ってないってことで。
いやあ……
見習わなあかん。

言うて更新してるんやけどね。ワープロで文章打って。

そして図面台でこりこりと製図用ペンをいごかす鬼才の写真が記載されてました。ブラバムでF1デザイナーとして多忙を極めた当時、ロンドンから車で一時間の片田舎に越しそこでずっと暮らしてるそうですが、童話かガーデニングのムックに出てくるようなお家で、古い農家を改装したものだそうです。
例の「ファン・カー」(車体の後ろに空気を吸い込むファンをとりつけ、ダウンフォースを無理矢理発生されたマシン。理論武装虚しくレギュレーション違反を問われ1戦で使用禁止)のアイデアもこの家で生まれたそうで、いやはや、なにかだいじなことを教えられてる気がします。

生産性を向上するために「ワッセワッセ作戦」のノウハウは腐るほどあるし、比較的簡単に手に入る。あとは根性入れてやれるかやれないか、だけ。
でも、それもだいじなんですけど、ファン・カーみたいなバカ・アイデアを出すノウハウ、これも50%だいじで、それはみんな目をつぶって知らないフリしてるか、それはムリだと諦めている。あるいは座禅を組め。
違う、絶対に方法論はある。体系化されてないだけで。原理的に体系化できないものかもしれないけども、方向性だけでも言語化・理論化・体系化されるべきで、(宗教的・精神論的要素を徹底的に抜いた上で)、誰かやってくれ。
誰もやらないならオレがやる、と言いたいところやけど、手に負えん。
やし、僕が言うても説得力ゼロやし。

ま、それはともかく、さっさとその小型コミューターを見せてくれ、って感じです。
こないだFF2代目ジェミニ(街の遊撃手)をちょっとWikiりましたら車重880kg。
今のクルマで言いますとね、パッソ(トヨタ最小プチトヨタ・宝石のような3気筒を載せるダイハツ製)の1000で900kg。
これはやっぱり、なにかが間違ってる。
というと自動車会社のエンジニアからは「安全が環境が」って怒られるかもしれないけど、絶対どこかにブレイクスルー、いや、「意識ギャップ」があるはずだと思うんです。
同じCGで林義正さん(元日産のスター・エンジニア)が「軽いクルマは音・振動が難しい」っておっしゃってたんですけど、今のちいさいのはオーバークオリティじゃないかな。
どんなクルマでも屋根とドアついてりゃバイクよりは100倍快適で、「この値段とこの使い勝手なら音・振動は問わない」という商品企画がありえる。
iPodはオーディオ機器だけど、音質についてはあまりうるさく言われませんよね。最近のはだいぶマシですけど昔のファームとか、日本の家電屋だったら絶対市場に出せない低完成度でしたよ。リセットが前提になってる家電なんて聞いたことない。でもそんなこと誰も問わないですよね。
クルマも、「クルマ屋としてはそれは許せない」という点でも、世の中の9割の人は「いや別にいいよ」という点がぼろんぼろんあるはずで、そこをまとめて稼いだマージンをメリット一点に集中すれば、びっくりするようなたとえば燃費や経済性が、現状の設計・生産技術で充分可能じゃないかな。

これは別にクルマだけじゃなくて、「モノ」ならばいやサービス含めて、どんなことでもそうだと思うんですけどね。
考えてくださいよ、スタバは紙コップで珈琲出すんですよ。客立たせたまま待たせてね。
それだけ聞いたら「喫茶店」として成り立つと思えますか。思えませんよね。
でも、おもいっくそ成り立ってる。

その考え方は、往々にしてその集団からは出ない。iPodが音響機器メーカーから出てこないように。別ジャンルの集団が乗り込んでくるか、あるいは黒船。
で、クルマ業界っていうのはあまりに装置産業になってて、ずっとそういう黒船が来航しなかった。
そこへフラッシュ・ゴードンが来た。
もちろん言うまでもないことですが、一旦成り立つとわかれば既存勢力がうおりゃーって後を追うので、ガラリと革命が起きるわけです。そこが、楽しみ。

ひさしぶりにオラワクワクしてきたぞ、って記事でした。
こうゆうプロジェクトは難産流産が多いのですが、どちらかでいいから現実になってもらいたいものです。
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2006年05月29日

やらかせ青春

やっぱりモナコは特別なので、楽しみにしてたのですが、PPを獲ったミハエルが予選中の進路妨害(本人はトラブルだと主張)で最後尾スタート、と知って興味を失いました。
現状アロンソを止められるのはミハエルだけで、抜きにくいモナコでそういう状況なれば、興行としては大失敗じゃん。もっと楽しませてよ(笑)

それはともかく、ミハエルっていうのは、そういうことができる、のがスゴイ。
7度のワールドチャンプ86勝、自他共に認めざるを得ない最強ドライバーがまだなお、たかが一戦の予選でそういうことをする。
これはもうカラダがそうなってるとしか言いようがない。
だって頭で考えてんなことするわけないじゃないですか、リスクとメリット考えりゃ期待値マイナス、んなこと中学生でもわかる。
でもやった。
よくいくつかのぶっつけ事件を引いて彼を非難する人居ますが、あんなこと頭で考えて意識的にできるわきゃないですよ、いくらF1パイロットだって命は惜しい。なんどもボロカス言われて実際罰も受けてるしね。
だからあれつまりもう本能というかカラダが勝手にやってることで、で、そこまで「F1マシーン」みたいに自分のカラダを鍛え(?)てしまった人はミハエルを置いて他に知らず、だから僕はあの人を見るためにF1を観てるようなものです。

命も名誉も捨て、いや、意識にすらのぼらず、「やらかして」しまう。
人間はそこまで行ける。
とも言えるし、そこまで行ってしまう、とも言える。
posted by ながたさん at 06:01| Comment(0) | TrackBack(1) | クルマ

2006年04月11日

シトロエンC4とか。

ミニ・コンバチの後席に乗りました。
あれさ、見事に先代ミニの「ゴーカート感覚」を表現してますよね。(翌日ほどよく熟成された先代ミニに乗ったから間違いない)。すごい、と思った。さすがBMW。

首都圏にお住まいの方にはわかんないでしょうが、最新のクルマって首都圏以外ではなかなか見れないものなのです、特に外車。
というわけではじめてディーラーで座ってみましたプジョー407、1007、そしてシトロエンC4。

407ね。
カッコはいいね。
あれすごい画期的な嘘つきで、ウッドペッカーが走る時に前屈みになって後ろの方で足をぐるぐる回すでしょう、あれ。
傾けてあるんです、前屈みに。車体ぜんぶ。
だからすごく平たい感じがして、あのサイズにもかかわらず飛びかからんばかりの躍動感があって、めっちゃカッコイイ。
たとえばドア・オープニングラインって特に前席は普通垂直か、足元の開けやすさを考えれば前に向かって斜めに切るものですが、逆に後ろに食い込むように切ってる。それは一例ですが、全体にそういう技法を駆使して、スタイリングで「前傾姿勢」を表現している。いやまおみごとさすがピニン。
ただしいかに凝ろうとスタイリング優先だと室内空間が犠牲になるのはしょうがなく、特に後席は「このクラスでこの住み心地かー」とちょっと納得いかない。リアが高いセダンの後席はどうしても閉塞感出るものですが、それにしても暗いだけでなく空間設計が甘い感じ。欧州車とは思えず、一時期日本で流行った4ドアハードトップ車みたい。
まあしかし407のようなクルマがC・3・A4の御三家に対抗していこうとすれば、スタイリング・コンシャス以外に戦法は開発されておらず、スタイリングのためになにかが犠牲になるのはしょうがない、かな。

ほんとは、このクラスのセダンにいいかげん「プレミアム」「スポーツ」以外の付加価値が欲しいところです。「スタイリング」っていうのは好き嫌いあるし、普遍的でもないので……
まあそもそも「フツーの大きなセダン」という層が根こそぎミニバンへ行ってるので、その2種以外の付加価値を持つクルマが存在したとしても、果たして客が取れるかどうかは、わからないのですが。

最近の製造業は3次元物体の表現力が増しており、ここ5年ぐらい、クルマは写真と実車のイメージがぜんぜん違います。407も、たとえば目とか写真ではすごく気になるんですけど、実車見ると「ああこれならぜんぜんアリ」と思いました。逆にリアのトランクリッドとか僕(173cm)の胸の高さほどあって、「なんだこりゃ!?」と驚きました。
2次元でも動かせばかなりイメージが補強できるので、これからはブロードバンドでweb動画見るのがイメージ掴むのには必須ですね。もちろんできれば実車。

てことでカッコはいいので、御三家じゃありきたりだし、国産は死んでもイヤ、というヘンクツにおすすめ……
って20年同じセリフを繰り返す。

1007は飛び道具カーなので、ちょっとしんどいかな。
このクラスをここまでギミックで弄くり倒す必要があるのか、疑問です。日本車みたいというより、日本車、特にハイトワゴン系の軽とか見てて、やってみたかったことをやってみたらなんか変なもんになっちゃいました、という感じ。

スライドドアって、合理的であろうとすれば電気仕掛け必須で(重いからね)、電気仕掛け入れると、「作法」が増えるんです。「軽くこのノブを引くと動く」とか、「ここに物置いてると止まる」とか、そもそも時間掛かるし。
それを納得させられるのは、現状ではでかーいミニバン(3列目使用が前提で、開口部をできるだけ大きく取る必要がある)の後席ドア以外はありえないかな、と思います。
ちっちゃいクルマで、そうまでして後席アクセス性を上げる必要があるのか……というとやっぱり無くって、そう考えるとあのドアは実用品ではなく、飾り(付加価値)です。ではそこに価値を見出せるか、というとこれはちょっと厳しい。
これも407と同じで、スタイリング以外でコンパクトカーの中で差別化する方法、特にキャンバストップみたいな古くからある手法以外で、となると実に難しく、まあ、しょうがないですね。
ヴィッツ(107)に対するラクティス(1007)みたいなもので。

「フランス人だから合理的」とは思いこまない方が良くて、あの人達も凝りすぎてよく失敗します。いい例が軍艦で、ロクな船作ってない。サッカーのフランス代表もそうですが、勝ってる時は素晴らしく美しいのですが負け始めると目も当てられない。
まあ、変わってはいるので、「とにかく変わったちいさいのを」というならば選択肢になる……のかなあ。実はプジョー車にはそういうクルマは珍しいんですけどね。どうなんだろ、欧州人にとっては日産がBe−1作った時みたいな驚きがある? ああいうのにスレきってる日本人にはちょっと厳しいですね。

さて、C4
やっぱり一目でメロメロになるシトロエン乗り。
いやー、展示車がまたこれ紺にベージュ革内装というイカした色合わせで、ヤケクソにオサレ。このクルマ、写真で見てると「まるっこいなあ」という感じですが、近くで見るとまるっこさより塊感の方が強くて、意外に精悍でした。
座ってみると「ゴルフ級」。サイズはもはや相当大きいのですが、作ってる方があくまで「FF2BOX」と考えてる感じで(そのままですけど)、ライバルはゴルフや307。日本で言うとアクセラ。(ここでシビック、と言えないのは寂しいね)
エグザンティア乗りからすると1クラス下(上下という言い方はしたくないのですが、便宜上サイズ上)の感じで、それと金属バネが受け入れられれば、C5よりこっちの方が「求めているもの」に近い気がします。
というか、僕はしました。
BXかXMか選べと言われてBXの人はC4、XMの人はC5、という感じかな。僕はエグに乗って「ちょっと大きいな」(物理的寸法ではなく、メンタルな面・コンセプチュアルな面で(笑))と思ってましたので、これで。
これで。
あーーー! 紺でベージュ内装〜〜〜〜!
屋根はガラスにして革にしてやっぱナビもつけといた方がいいから(もうね、フランス車なんてね、後付けだと「つかない」とか言われるおそれあるからね)えー……400万のコース!

やっぱり宝くじでちた。
ていうか、400あったらゴルフのGTIとかA3とか行くよね、フツー。
いやそこであえてフレンチに乗るのが外道!(「外車道」の省略形)

来年か再来年にアイシンの6ATが乗るという噂もあって(こればっかりやな最近のAT。あれ?BMWとPSAで共同開発してませんでしたっけ?AT)さらにそれでパワーアップ……
あー、でもね、エグの時、マイナーチェンジした後期型にはDOHCが載って電子制御ATが載って、前期型オーナー達は(あたしも)指くわえて「いいなあ」と羨ましがってたのですが、このATが失敗作(というより本来1クラス下用のを無理矢理載せたらしい)でよく壊れるらしい。保証の切れた外車でATが壊れるのは致命傷なので、今や「エグ買うならマイナー前」とさえ言われる始末。
この辺がクルマ買う時の面白いところで。「最新の技術だからいい」というわけではないのです。デジタル・ガジェットとメカニカル・ガジェット(?)の違いですな。

まああんまりムリせずリタイヤした方が1.6にオサレに乗るのはめっさカッコイイと思うんですけどね。
みんなもっとフランス車乗ろうよ。
いいよ、日本車がどれほど素晴らしいか痛感する。
ほんと、トヨタがどれぐらい頑張ってるかわかる。
海外旅行から帰ってきて「ああ日本って素晴らしい」って思う、あの感じ。
でも、たとえば大阪から名古屋まで走ると、クレスタだと飽きて、エグだと飽きない。それはなにか。どこに違いがあるのか。
どっちがいいとか悪いとかではなくて、世界にはいろんな価値観がある、ということを身をもって知るのが、外車に乗る一番の楽しさです。

まあそれでも人に訊かれれば「ゴルフにした方が……」と言っちゃうのが、フランス車の弱さですな。モノそのものより、それを取り巻く環境が厳しすぎる。ムリして専売店網を維持するより、地場小規模なんでも外車ディーラーと、ヤナセに頭下げて「売って貰う」方がいいと思うんですけど。ブレッド&バターカーを日本で売るっていうのは、非日本産キャラクターアニメを日本で成立させるより難しい。

またね、シトロエン乗ってるようなヘンクツは、人が乗ってなければないほど喜ぶからね。

ま、台数少ないからいい、という面はあって、最近は知りませんがゴルフのIIIの後期かIVの初期かでATのセッティングが論争になったことがあって、ヒョーロンカ曰く日本にあってない、と。
それは抜本的に間違ってて、日本人と日本車の「いつも」(「適切」ではない)と欧州人欧州車の「いつも」が違うだけで、パンは小麦の薫りのするハードタイプガリガリ食うもので、ダブルソフトなんてのは向こうからみりゃ珍品なんですって。
外車に乗る、ってのは歯茎から血の出るハードパン囓りたいから乗るのであって、ダブルソフト喰いたけりゃクラウンに乗ればいいわけですよ。
んでも数売りたいから(説明めんどくさいから)VWは一生懸命日本人向けにやーらかいパン作ってくれて、今ゴルフ乗ってる人はそういうヘンテコなもの喰わされてるわけで、同情を禁じ得ない。
あれさ、イスラム圏で売られるお色気のない「PLAYBOY」みたいなものさ。
年間1000台しか売れなきゃそんなことやりたくてもできないからね!

なんというのでしょう、「真っ当なことを真っ当にやってれば真っ当な結果が出る」と考えるのがドイツ御三家で、「すべてはお客様のために」と考えるのが日本車だとするなら、それら絶対の真理に向かってなんとかして「自分」を乗せてやろうとあがくのがシトロエンの伝統で、そこにひかれます。
ハイドロなんてね、要らないんですよ。
あんだけホイールベースありゃほっといても乗り心地はいいに決まってる。それをまとめなくていい油圧系まで全部まとめて油だ窒素だと喜んでる、このアホウさ加減がたまらない。
それでまた一定の結果を出しているのが、ただのアホウではないところ。
WRCに出りゃね、勝てるんですよ。
その十二分の力量を無意味な意地(これを遊び=文化という)に浪費する、これこそがカブキモノ。
ドイツ車乗ってちょいワルだとか、バカ言ってんじゃないですよ。
「CXいっちゃう?逝っちゃう?1年のうち13ヶ月入院しててもいい?」
「ウィー!LHM吐くまで駆け抜けろぉー!」
「その前に油圧が抜けるゥー!」
これ。

とりあえずやっぱり似合いもしないターボ四駆とか寝ぼけたこと言ってないで、黙ってC4宝くじ、くじかよ結局寝ぼけてんじゃん、と思ったひとときでした。
posted by ながたさん at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年03月13日

F1が始まったよ。

枕元のメモに
「自分を極限まで求めることは、自分を消し飛ばすことと同じである。
 なぜなら、自分とは自然であるから」
とか書いてあってワケわかりません。
明け方はなにを言ってもいいこと言ってる気になります。

F-1開幕戦観ました。
あの数十pでアロンソを抑え切れないのは、やはりミハエルの衰えですかね。私個人的にアロンソってそんなに速いように感じられないのですが、(過去のチャンピオンではプロストに似てる)あそこで負けないのはやっぱり「強い」ですね。速いように感じない、ということはバランスよくいつでもどこでも速い、ってことなのかな。

ルノーは、03年の鈴鹿で実車観た時にビックリしたのですが、1チームだけ車体のコンセプトがまるで違ってました。主にコーナーで、路面にへばりついたまま、するすると抵抗なく回るんです。その様子が、「よそより何割かキレイ」ではなくて、「よそと全然違う」。
空力なのか、物理的ななにかなのかはわかりませんが、とにかくよそが持ってない武器・コンセプトを持ってます。それを突き止めない限り勝てないんじゃないかな。
ただどうも以前のミハエル−フェラーリのようにアロンソ・フィットっぽくって、アロンソを失うと競争力落ちるかも。同様に、あのクルマ乗らないとアロンソの競争力も落ちるかも。

ホンダはまああんなもんかなとも思いましたが、トヨタはどーしたんですか。湯水の如くお金使ってるはずなのに。
あれ観てると松下が3DOでやられたりホンダがローバーに裏切られたりした「アングロサクソンに騙されてんじゃないか」感がもりもりします。
ジョーダンですよ。
とりあえず気持ちいいほどの失敗作ですな。
BSが遅いってことは、フェラーリ見てるとなさそうだし……

あそうそう、ニコが速かった! ケケの息子。ファステスト出してたよ。
えー、「ゲド戦記」の広報ポスターもうありますけど、あの絵描いたの実は吾朗監督らしくて、わたしゃてっきり駿監督の描いたものだとばかり。
血っておっそろしいですね。
コスワースエンジンで並み居るメーカー直営店をバッタバッタと斬り捨てる20歳、ちょっと応援したくなりました。(それでもリザルトはウエバーの方が上で、あの人も速いと思う)
なんていうか、闘将フランクの意地マックスって感じです。コスワースの皆さんもぜひ頑張っていただきたい。

普通にフジテレビで観てたのですが、放送の作りがどんどん適当になってる気がします。予算が全盛期に比べれば何分の一かなんでしょうけど、それでもインタビューとか情報の詰め込み具合とか、お金と関係ないところでもっと工夫してた気がするのですが……思い出美化がたっぷり入ってると思いますが、今の子はこの放送でF1観なきゃならんのかと思うと、わたし達は恵まれていたなあ、と思ってしまいます。
それとも、CSとか別の手段で観てるんでしょうかね。

ともあれ、タイヤ交換が復活しただけでもかなり面白くなりました。あとは予選と本選でタイヤと燃料の関係をもうちょいシンプルにした方がわかりやすいと前々から思います。やっぱり、予選はグリッド決めるだけでいいんじゃないですかね。
あとはミハエルにいくばくか残ってるように見える「オレ常勝」感覚が消えて、もう一度だけ「チャンピオンシップのためならこのミハエル、ミサイルになる」ハートが戻ってくれば、相当面白くなりそう。
とりあえず次戦も見ます。
posted by ながたさん at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ

2006年02月08日

アイちゃん

ほいながたさんですよ、と。
毎日同じ話題が続いて辟易しておられるでしょうから、たまにはガラッと趣向を変えてクルマの話でも。

三菱「i」が受注好調(2週間で1万台、5000台/月目標)とのことで、まずはおめでたい。
10月モーターショーの際にこのようなエントリを書いてるのですが、私の予想など軽やかに上回って売れ筋グレード138万と大きく出ました。

まったく正しい。
そしてよくやった。

機械モノっていうのは、タダでは金はとらんのです。そこがアパレルや飲食と決定的に違うところで、アイはエッセの55万高、1.6倍しますが、1.6倍コスト掛かったクルマなんですよ。
(もちろん、それがいいとか悪いという話ではない・単純に方向性の問題)
いや、でもこれほんと英断ですよ。138つーとね、ヴィッツの1300のUが買えるんだわ。
「え? ヴィッツですか? ……やりましょか、殴り合い。あんなもんには負けませんよ」
と言える自信がないとつけれないですよ。

この場合、
「あー、こことここ削ってなんとか100近いグレードをでっち上げよう……」
というよりも、
「ブランニューで気合い入れて作るとこうなっちゃいました、出して頂けます?」
の方が絶対によろしく、この勢いがいつまでも続くかどうかは疑問ですが(台数として1万近い数字をキープしてワゴンRと張り合う、というのは正直無理だと思う)、それでも「アイってイイクルマみたいだね」という高評価と注目こそ、再建途上の三菱には必要なもので。

ええ、いいことだいいことだ。

アウトランダーもそうですが、突然自分達のやり方を思い出した感じですな。夢から醒めたというか。AMGバージョンがあった頃のギャランとか男らしくてカッコよくてねえ。
バブルでおかしくなったなあ。マツダもそうでしたけど。
で、バブル後もRV(わあ、もう死語だ!)ブームがあって、パジェロとデリカで乗っちゃったから逆に立ち直りが遅くなっちゃったんですよねえ。
この調子でみんながビックリするようないいギャランが欲しいところですが……

ターボチャージャーっていうのももう微妙な技術なんですが、「乗用車ベースのライトクロカンにもうちょいだけトルク欲しい」「重めの軽にもうちょいだけパワー欲しい」という非常に限られた条件にぴたーっとハマって有効活用できてますな。
押入探したら昔のおもちゃ出てきて、オークションに出したら10万の値が付いて半年分のへそくりになった、とかそんな感じ。

三菱がどう、というのも超えて、やっぱり「ちいさくてもいいもの」「イイクルマにサイズは関係ない」という価値観は常に無くてはならず、その尖兵としてアイちゃんにはがんばってもらいたいものです。
わたしがもし事情でコンパクト・クラスを買わねばならないとしたら、今ならたぶんこれ。真ん中のグレードにディスチャージだけオプションでつけて、色は白かな。

それから、「ワゴンR・ショック」で軽自動車の背がぎゅんぎゅん伸びたのですが、これもひょっとするとコンパクト・クラスに全世界的に「アイ・ショック」を起こすかもしれません。
つまり、ミッドシップ・レイアウト化。
ミッドシップは隔壁が余分に必要なので、重くなり高価になり整備性が悪化しますが、これこのようにパッケージング・スタイリング面でかなり目新しい。スポーツ・バージョンとか作りやすいし。
ベーシック・コンパクトはFFで、プレミアム・コンパクトはミッドで、という棲み分けが成立したりするかも。
ていうか、これがもうちょいだけ大きくて1300ぐらいを乗せ、モロにヴィッツ・マーチ・フィット・デミオのサイズだったとしたら……まあ、だからそれをどこが最初にやって、いくらで売るか、って話ですけれども。

なんか、捨てたもんじゃないというか、これを「138!」と言い放った三菱も偉いと思うし、「よっしゃ買った!」と言った1万人のお客さんも偉いし、日本のモータリゼーションはすくなくとも世界一明るい、と思いました。
posted by ながたさん at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | クルマ